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J-GLOBAL ID:201802265041385526   整理番号:18A0966181

マウスv鼻器官における顕著な系統特異的化学感覚受容体遺伝子発現【JST・京大機械翻訳】

Pronounced strain-specific chemosensory receptor gene expression in the mouse vomeronasal organ
著者 (7件):
資料名:
巻: 18  号:ページ: 965  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7048A  ISSN: 1471-2164  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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化学感覚系は哺乳類における性行動の調節において重要な役割を果たしている。フェロモンは雌雄同形行動を誘発し,異なるマウス系統はフェロモン刺激に対して異なる応答を示す。フェロモンを検出する感覚器官における差次的遺伝子発現は,フェロモンキューに対する性的二形性および系統特異的応答の基礎となる可能性があると推測されている。著者らは,フェロモンと種間キューを認識する感覚器官であるマウスのvo鼻器官のトランスクリプトーム解析を行った。X連鎖遺伝子不活性化の必須遺伝子であるXistを除いて,遺伝子発現における性的二形性の証拠はほとんど見られない。遺伝子発現の変化は,主に,免疫応答からの遺伝子とリストを支配する化学感覚受容体クラスの間で見出される。差次的に発現した遺伝子は,これらの遺伝子ファミリーに富むゲノムホットスポットに濃縮されている。いくつかの化学感覚受容体は異なる株において排他的な発現パターンを示す。著者らは,化学感覚受容体偽遺伝子において高レベルの単一ヌクレオチド多型を見出し,そのいくつかは機能化受容体を誘導する。さらに,著者らは,化学受容体遺伝子と強い相関または抗相関を示す多数の異なる発現長非コードRNA種を同定した。著者らの解析は,二形性フェロモン応答の基礎となる可能性があるvomeronasal器官における性的二形性遺伝子発現を支持する証拠をほとんど提供しない。対照的に,異なるマウス系統間の免疫応答関連遺伝子,vomeronasal及びG蛋白質共役受容体遺伝子の発現における顕著な変化を見出した。これらの知見は,マウスの多様な系統がフェロモンキューを異なり知覚し,フェロモンに対する応答における系統間の行動的差異がフェロモンの異なる検出から生じる可能性があることを示した。一方,フェロモンに対する性的二形性応答は,微分検出よりも脳における二形性神経回路から生じる可能性が高い。さらに,非コードRNAは,異なる発現パターンを制御する潜在的な調節機構を提供する可能性がある。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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遺伝子発現 
引用文献 (79件):
  • Pheromones and animal behaviour : communication by smell and taste. Cambridge, UK; 2003; CR1; TD Wyatt; citation_publisher=Cambridge University Press
  • Science; Vomeronasal organ: critical role in mediating sexual behavior of the male hamster; JB Powers, SS Winans; 187; 4180; 1975; 961-963; 10.1126/science.1145182; citation_id=CR2
  • Horm Behav; Processing by the main olfactory system of chemosignals that facilitate mammalian reproduction; MJ Baum, JA Cherry; 68; 2015; 53-64; 10.1016/j.yhbeh.2014.06.003; citation_id=CR3
  • ‘Pheromones’: a new term for a class of biologically active substances; 1959; CR4; P Karlson, citation_author=M Lüscher
  • Annu Rev Neurosci; The organization and function of the vomeronasal system; M Halpern; 10; 1987; 325-362; 10.1146/annurev.ne.10.030187.001545; citation_id=CR5
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