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J-GLOBAL ID:201802265268095063   整理番号:18A0522691

スルホラファンによるNrf2のエピジェネティック修飾はアルツハイマー病の細胞モデルにおける抗酸化および抗炎症容量を増加させる【Powered by NICT】

Epigenetic modification of Nrf2 by sulforaphane increases the antioxidative and anti-inflammatory capacity in a cellular model of Alzheimer’s disease
著者 (3件):
資料名:
巻: 824  ページ: 1-10  発行年: 2018年 
JST資料番号: B0841A  ISSN: 0014-2999  CODEN: EJPHAZ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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スルフォラファンは核因子赤血球2関連因子2(Nrf2)の発現の上方制御を介して神経保護効果を発揮することが報告されているとアルツハイマー病(AD)の治療のための代替候補として注目が高まっている。しかし,ADにおけるスルホラファンによるNrf2アップレギュレーションを説明する機構は不明のままである。ここで著者らは,スルフォラファンは,Nrf2発現をアップレギュレーションし,ヒトスウェーデン変異体アミロイド前駆体蛋白質(N2a/APPswe細胞),ADの細胞モデルを安定的に発現するマウス神経芽細胞腫N2a細胞におけるNrf2プロモーターのDNAメチル化レベルの減少を経由してNrf2核転座を促進することを見出した。さらに,スルホラファン(1.25および2.5μM)はN2a/APPswe細胞におけるアミロイドβ1 40(Aβ_1 40)(21.7%と33.4%減少細胞内Aβ_1 40;22.0%および30.2%減少培地),Aβ_1 42(26.4%と42.9%減少細胞内Aβ_1 42;25.8%と43.8%減少培地における),反応性酸素種(15.0%と28.5%減少),およびマロンジアルデヒド(MDA)(34.4%と39.2%減少)および増加したスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)(60.0%,89.3%増加)活性のレベルを減少させた。スルフォラファンは炎症性サイトカインインターロイキン1β(IL 1β)(16.5%と33.6%減少)およびIL-6(15.6%と26.1%減少)のレベルを低下させ,N2a/APPswe細胞におけるリン酸化核因子-κB(NF κB)p65(19.2%と32.2%減少),シクロオキシゲナーゼ-2(COX 2)(20.5%および28.6%減少),およびiNOS蛋白質(40.2%と54.7%減少)の発現レベルを減少させた。著者らの研究は,スルフォラファンは,Nrf2の発現をアップレギュレーションし,Nrf2プロモーターのDNA脱メチル化レベルを低下させることによりNrf2の核転座を促進し,ADの細胞モデルにおける抗酸化および抗炎症効果をもたらすことを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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抗腫よう薬の基礎研究  ,  呼吸・呼吸器作用薬の基礎研究  ,  細胞膜の受容体 
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