ミオスタチンシグナル伝達は進行性心不全の女性患者においてアップレギュレートされている【Powered by NICT】

Ishida Junichi; Konishi Masaaki; Saitoh Masakazu; Anker Markus; Anker Stefan D.; Springer Jochen

文献

J-GLOBAL ID：201802265450167274 整理番号：18A0261023

ミオスタチンシグナル伝達は進行性心不全の女性患者においてアップレギュレートされている【Powered by NICT】

Myostatin signaling is up-regulated in female patients with advanced heart failure

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資料名：
巻： 238 ページ： 37-42 発行年： 2017年
JST資料番号： A1233A ISSN： 0167-5273 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

骨格筋量の負のレギュレーター,ミオスタチンは心不全(HF)の心筋において上方制御され,ミオスタチン増加はHFの動物モデルにおける体重損失と関連している。はHFの男性および女性患者の病態と疫学における相違はあるが,ミオスタチン発現に性差があるかどうか,また,HF患者における体重損失と関連しているかは不明である。心臓組織試料は,進行心不全(31例,女性5例)と健常対照者(14名,女性6名)の患者から採取した。ミオスタチンの発現レベルと心臓におけるその関連蛋白質は,ウエスタンブロット分析により評価した。ボディマスインデックスは男性よりも女性HF患者で有意に低かった(雄の雌対25.2±3.8から20.0±4.2,p<0.04)。女性HF患者では,成熟ミオスタチンとpSmad2であった女性ドナーと比較してそれぞれ1.9倍(p=0.05)及び2.5倍(p<0.01)により有意にアップレギュレーションされ,一方,pSmad2の発現は男性健常被験者と比較して,男性HF患者で2.8倍に増加したが,ミオスタチンのそれはそうではなかった。男性および女性患者間のミオスタチンシグナル伝達に関連する蛋白質発現の有意な差はなかった。本研究では,ミオスタチンとpSmad2した女性患者ではなく男性患者の不全心臓で有意にアップレギュレートされ,女性患者は,より低いボディマスインデックスを示した。女性不全心臓における増強されたミオスタチンシグナル伝達は,HFおよび心臓悪液質の病因に寄与する因果可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

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臨床腫よう学一般 , 疫学 , 循環系の臨床医学一般 , 代謝異常・栄養性疾患一般

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