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J-GLOBAL ID:201802265456797289   整理番号:18A0694679

東北地方太平洋沖地震で被災した織笠川河口におけるサキグロタマツメタの分布と同所に生息する貝類群集への捕食の影響

Distribution of the invasive snail Laguncula pulchella and the effect of its predation on the mollusk populations in the Orikasa River Estuary after the 2011 off the Pacific Coast of Tohoku Earthquake
著者 (5件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 61-70  発行年: 2018年03月31日 
JST資料番号: L3763A  ISSN: 1345-112X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究は2011年東日本大震災後の岩手県折笠川河口における侵略的外来マキガイLaguncula pulchellaの分布と天然軟体動物個体群に及ぼす影響を明らかにするために実施した。Laguncula pulchellaは3箇所の調査地域の中では砂質堆積物地域に最も多く分布していた。L.pulchellaの数は調査2年目には,れき質堆積物の地域で増加したが,他のれき質地域では高いれき分含有率(>54%)がL.pulchellaの分布を阻害していると考えられた。二枚貝類Ruditapes philippinarumが調査地域の優占種で,L.pulchellaの主な被食者であった。捕食者と被食者サイズとの間には正の相関があり,係数(0.53)は以前の研究で報告された値よりも低い傾向にあった。河口ではL.pulchellaはその優先サイズより小さい二枚貝を捕食したと考えられた。R.philippinarumの密度はL.pulchellaの分布域内で減少したが,その密度はれき質堆積物地域で維持された。これらの結果は,地震後のれき堆積物の不均一性は,L.pulchellaの分布を制限し,それによって天然軟体動物個体群の維持に寄与していることを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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魚類以外の水産動物  ,  異種生物間相互作用 

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