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J-GLOBAL ID:201802265856685142   整理番号:18A0989014

火山災害情報に対する観光産業の応答:2015年の蔵王火山における火山警報の事例研究

Response of the Tourism Industry to Volcanic Hazard Information: A Case Study of the Volcanic Warning at Zao Volcano in 2015
著者 (4件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 547-558  発行年: 2018年06月01日 
JST資料番号: F1399A  ISSN: 1881-2473  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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近年,日本では地域の火山防災における観光関連従事者の役割が増加している。災害緩和による観光の共存は,居住者と訪問者の安全性を保ち,生計を保護することにおいて重要である。本論文では,火山災害情報の受取に関する観光客と観光従事者からの応答を分析した。この災害の認識は観光産業において高まっている。大学および研究所における気象庁(JMA)および火山学者のメンバーのような専門家の情報は,他より信頼できる情報源と考えられている。しかし,専門家の情報への直接アクセスは容易ではなかった。蔵王火山の過去の危険性と将来の危険因子に関する回答者の認識は,ほとんど正確であった。かなりの観光関連従事者は専門家からの火山災害情報を得ることを希望し,顧客に提供した。多くの回答者は,噴火を予測するのに過剰な期待を持っていた。少数は,火山警告と状態報告に関連する不確実性を受け入れることが出来た。社会が容易に噴火警告を受け入れることが出来る前に,専門家は科学的証拠と関連する科学的不確実性について適切な説明を提供する必要がある。さらに,緊急事態において,専門機関と専門家から利用可能な正確な情報を作成し,それらを観光会社に迅速に提供することが必要である。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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自然災害  ,  観光,レクリエーション 
引用文献 (13件):
  • M. Ban, T. Oikawa, and S. Yamasaki, “Geological map of Zao volcano,” Geological survey of Japan, AIST, 2016.
  • Japan Meteorological Agency, “Activities of each volcano,” http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/volcano.html [accessed February 10, 2017]
  • M. Kuri, “Science Communication of Hazards with Scientific Uncertainty: in the Cases of Volcanic Activity,” J. Disaster Res., Vol.11, No.4, pp. 707-719, 2016.
  • H. Okada and T. Ui, “Eruption prediction and disaster prevention and mitigation,”, T. Ui ed., Volcanic eruption and disaster, Tokyo university Press, pp. 79-116, 1997 (in Japanese).
  • O. Hiroi, H. Nakamori, N. Kawabata, and Y. Goto, “Prediction and coverage of the volcano eruption: The case study of eruptions 1986 Izu-Oshima eruption in 1986 and the Unzen in 1991,” Institute of Socio-Information and Communication Studies, the University of Tokyo, p. 153, 1992.
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