文献

J-GLOBAL ID：201802265872815828   整理番号：18A0952903

固有振動数成分除去法による天井走行クレーンの制振

Vibration control of an overhead crane by elimination of the natural frequency component

著者 (5件)： 栗原海 (九大 大学院工学府) ,  近藤孝広 (九大 大学院工学研究院) ,  森博輝 (九大 大学院工学研究院) ,  松崎健一郎 (鹿児島大 大学院理工学研究科) ,  宗和伸行 (九大 大学院工学研究院)
資料名： 日本機械学会論文集(Web)  (Bulletin of the JSME (Web))
巻： 84  号： 860  ページ： ROMBUNNO.17-00477(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0182B  ISSN： 2187-9761  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 天井走行クレーンの運転には目標位置における吊り荷の残留振動抑制が必要となる。本研究では,オープンループ制御による残留振動抑制を目的として,台車軌道の設計手法に固有振動数成分除去法を提案している。この手法は,不減衰線形系に対して外力が系の固有振動数成分を持たなければ残留振動は生じない,という性質を減衰非線形系に対しても適用可能にした手法である。本報では,本手法の有効性を数値シミュレーションによって検証し,非線形性や減衰を考慮した残留振動抑制が可能であることを示した。さらに,台車軌道を表現する関数としてべき級数と三角多項式のどちらが適切か比較し,べき級数の方が良い軌道を求められることが分かった。(著者抄録)

シソーラス用語： *天井クレーン ,  防振 ,  *フィードフォワード制御 ,  *振動 ,  貨物 ,  設計 ,  台車 ,  固有振動数 ,  シミュレーション ,  べき級数 ,  減衰 ,  振動制御
準シソーラス用語： 軌道設計 ,  *残留振動 ,  数値シミュレーション ,  吊荷 ,  非弾性減衰

分類 (1件)： クレーン  (QE01020F)

タイトルに関連する用語 (4件)： 固有振動数 ,  除去法 ,  天井走行クレーン ,  制振