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J-GLOBAL ID：201802266099130736   整理番号：18A1588834

照射したヒト線維芽細胞のクローン子孫における遺伝的およびエピジェネティックな変化【JST・京大機械翻訳】

Genetic and epigenetic changes in clonal descendants of irradiated human fibroblasts

著者 (8件)： Flunkert Julia (Institute of Human Genetics, Julius Maximilians University, 97074 Wuerzburg, Germany) ,  Maierhofer Anna (Institute of Human Genetics, Julius Maximilians University, 97074 Wuerzburg, Germany) ,  Dittrich Marcus (Institute of Human Genetics, Julius Maximilians University, 97074 Wuerzburg, Germany) ,  Dittrich Marcus (Department of Bioinformatics, Julius Maximilians University, 97074 Wuerzburg, Germany) ,  Mueller Tobias (Department of Bioinformatics, Julius Maximilians University, 97074 Wuerzburg, Germany) ,  Horvath Steve (Department of Human Genetics, David Geffen School of Medicine, University of California Los Angeles, Los Angeles, CA 90095, USA) ,  Nanda Indrajit (Institute of Human Genetics, Julius Maximilians University, 97074 Wuerzburg, Germany) ,  Haaf Thomas (Institute of Human Genetics, Julius Maximilians University, 97074 Wuerzburg, Germany)
資料名： Experimental Cell Research  (Experimental Cell Research)
巻： 370  号： 2  ページ： 322-332  発行年： 2018年 
JST資料番号： B0313A  ISSN： 0014-4827  CODEN： ECREAL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 放射線誘発発癌を誘発する可能性のある遅発性遺伝的および後成的放射線効果を研究するために,照射および非照射初代ヒト線維芽細胞から単一細胞クローンを確立した。安定クローンは,20個体群倍加(PD)後の全ての分析された中期において同じ核型を付与したが,不安定クローンは正常および異常な核型のモザイクを示した。放射線感受性の変化を説明するために,2つの異なる線維芽細胞株を用いて全ての実験を行った。照射したクローンの半分以上の2Gyの単回X線照射後,放射線誘発ゲノム不安定性(RIGI)を示した。照射されたクローンは,対照と比較して,染色体Y(LOY)の損失率とコピー数変化(CNVs)を増加させた。CNV切断点は特異的染色体領域,特に3p14.2と7q11.21にクラスター化し,一般的脆弱部位と一致した。FRA3BにおけるFHIT遺伝子に影響するCNVsは独立した不安定クローンで観察され,RIGIを駆動する可能性がある。対照クローンとそれぞれの初代培養の重亜硫酸塩ピロシーケンスは,ALU,LINE-1,およびα-サテライト反復の全体的な低メチル化と,in vitroでの老化の間のrDNA過剰メチル化を明らかにした。照射されたクローンは,対照と比較して,ALUとα-サテライトのメチル化をさらに減少させ,rDNAメチル化を増加させた。メチル化アレイは数百の異なるメチル化遺伝子を同定し,いくつかの濃縮経路はin vitro老化と関連した。259遺伝子におけるメチル化変化およびMAPキナーゼシグナル伝達経路は,遅延放射線効果(20PD後)と関連していた。まとめると,著者らの結果は,遺伝的(LOYとCNVs)と後成的変化の両方が照射によって直接損傷されない曝露細胞の子孫で起こり,放射線誘発発癌に寄与する可能性があることを示唆する。安定および不安定照射クローン間の後成的差異は観察されなかった。同じ一次培養から誘導されたクローンのDNAメチル化(dNaM)年齢は,単一細胞(クローンにより表される)のdNaM年齢が組織のdNaM年齢と全く異なることを示唆した。dNaM年齢は,それぞれのdNaM年齢が高度に変動することができる多数の個々の細胞の出現特性を反映することを提案した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 発癌 ,  *クローン ,  コピー数 ,  メチル化 ,  *エピジェネティクス ,  クラスタ化 ,  *遺伝 ,  *線維芽細胞 ,  老化 ,  染色体 ,  遺伝子 ,  初代培養 ,  in vitro実験 ,  *ヒト
準シソーラス用語： DNAメチル化 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： コピー数変動(CNV) ,  遅延放射線効果 ,  DNAメチル化(DNAM)年齢 ,  包括的DNAメチル化 ,  染色体Y(loy)の消失 ,  メチル化アレイ分析 ,  放射線誘発ゲノム不安定性(Rigi)

分類 (4件)： 遺伝子発現  (EC02040Q) ,  筋肉  (EJ10020G) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  発生と分化  (EJ16020W)

タイトルに関連する用語 (5件)： ヒト ,  線維芽細胞 ,  クローン ,  遺伝 ,  エピジェネティック