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J-GLOBAL ID:201802266154189328   整理番号:18A0342139

海洋自生と生物起源りん酸塩中の希土類元素パターンに及ぼす輸送過程の影響【Powered by NICT】

The impact of transport processes on rare earth element patterns in marine authigenic and biogenic phosphates
著者 (4件):
資料名:
巻: 203  ページ: 140-156  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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希土類元素(REEs)は,海洋環境における自生および生物起源りん酸塩の形成時の水化学と酸素飽和度を再構築するための指標一般的に使用される。現代海洋ではREEは重REEの濃縮とセリウム(Ce)の強い枯渇と異なるパターンを示した。古代海洋りん酸で見られたREE濃縮パターンの広い範囲は,水化学が地球の過去に非常に異なっていたことを示すことができた。しかし,初期および後期の続成作用は一次海洋信号を変化させるりん酸塩中のREEの特徴に影響を及ぼすことが知られている。三離散岩石試料中の単離したリン酸塩と炭酸塩粒子の38粒特異的LA-ICP-MS測定におけるREE痕跡のデータセットを提示した。りん酸塩は,主に微生物媒介マイクロ環境で形成された自生りん酸塩とりん酸塩処理微化石から構成されている。添加では,分離した生物起源と再堆積りん酸塩結晶粒も存在する。りん酸は中期中新世Montereyイベント中の中央地中海における炭酸塩ランプ環境に堆積したパックストーン穀粒への生物砕屑に定置した。結果は,総濃縮とパターン形状の点で顕著に異なるREEパターン(後始生代オーストラリア頁岩標準に正規化)を明らかにした。REEの続成作用の分析指標は続成変質は小程度でも僅かに試料に影響することを示した。粒形状とREEパターンを一緒に自生,生物起源と再堆積したリン酸塩は試料に関係なく明瞭なREEパターンを持つことを示した。著者らの研究は,りん酸塩中のREEパターンは,自生作用中の水化学を反映しているが,それらはしばしば既に再生,プロセス,地質学的に無視できるtimespansで起こりうる中に大きく変化することを示した。REEパターンはそれらの形成後の複雑な濃縮プロセスを反映している可能性が高かった。再堆積と生物源燐酸塩の希土類元素パターンの類似性は,更なる生体りん酸塩中の頻繁に観察された帽子型パターンは,最終堆積前に化石生成過程中に増加した中間REE(ネオジムにホルミウム)捕捉に起因する可能性があることを示唆した。堆積学と以前に発表された地球化学的データ(バルク炭素同位体と蛍光X線分析)と結合したクラスタ分析は,それらの形成条件と堆積史の観点からりん酸塩のREEパターンの特性化を可能にした,再構成および輸送されたリン酸塩粒からin situ生成したリン酸塩の識別である。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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岩石圏の地球化学一般 

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