文献
J-GLOBAL ID:201802266435040991   整理番号:18A1417017

知能:26万9867人を対象にしたゲノムワイド関連解析のメタ解析により,知能と遺伝要因および機能との新たな関連を同定

Genome-wide association meta-analysis in 269,867 individuals identifies new genetic and functional links to intelligence
著者 (120件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 912-919  発行年: 2018年07月 
JST資料番号: W0430A  ISSN: 1061-4036  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
知能は,遺伝的に受け継がれる程度が高く,人間の健康と幸福の主要な決定要因である。最近のゲノム規模のメタ解析では,知能の多様性に関連する24のゲノム座位が同定されているが,知能の遺伝学的基盤はまだほとんど解明されていない。本研究では,知能に関する大規模な遺伝学的関連解析(n=26万9867)を行ったので,その結果を報告する。ポジショナルマッピング,発現量的形質座位(eQTL)マッピング,クロマチン相互作用マッピング,および遺伝子に基づく関連解析により,205の関連ゲノム座位(うち190は新規)と,1016の関連遺伝子(うち939は新規)を同定した。遺伝効果は,保存領域およびコード領域で豊富に見られ,エキソン内非同義バリアントとの関連が146見いだされた。関連遺伝子は脳(特に,線条体の中型有棘ニューロンおよび海馬の錐体ニューロン)において強く発現していた。遺伝子セット解析では,神経系の発達やシナプス構造に関係した経路との関連が示された。また,これまでに報告されている種々の健康問題との強い遺伝相関が確認された。メンデルランダム化解析の結果からは,知能がアルツハイマー病およびADHDに対する防御効果を有すること,そして統合失調症との間には多面効果を伴う双方向性の因果関係があることが示唆された。これらの結果は,認知機能に加え,遺伝的に関連のある精神・神経疾患に対する神経生物学的理解を大きく進めるものである。Copyright Nature Japan KK 2018
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
遺伝的変異 
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る