抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】異なるタイプの過敏性腸症候群(IBS)の腸内細菌叢の分布を調査し,腸内微生物製剤の介入効果を観察する。【方法】標準的な患者を,下痢群(n=30)と便秘群(n=30)に分割し,一方,10人の患者を対照群として選択した(10人の患者);.胃腸管内視鏡検査を行った。10人の患者を対照群とした。三つのグループは研究開始前に胃カメラ検査を行い、十二指腸液を採取し、腸内細菌叢の計数と培養を行い、同時に電子結腸鏡検査を行い、回腸末端腸液を採取し、腸内細菌叢の計数と培養を行った。下痢型及び便秘型IBS群にビフィズス菌三連生菌数カプセル治療を行い、毎回2粒、毎日3回、4週間治療し、4週間後に十二指腸液、回腸末端腸液腸内細菌叢の計数及び培養を行い、IBS患者の治療前、後に腸症状スコアを評価し、採点を行った。研究終了後に、下痢型IBS群、便秘型IBS群、対照群の異なる腸内細菌群の分布間の差異を比較し、同時にビフィズス菌三連生菌数カプセル治療前後の腸内細菌叢分布の差異及びIBS症状の緩和状況を比較した。【結果】3つの群の間には,中腸桿菌,擬桿菌,ビフィズス菌,腸球菌,および乳酸桿菌の培養率における有意差が全くなかった(すべてのP>0.05)。対照群と比較して,下痢型IBS群において,回腸末端の腸内培養液は,腸内細菌の数を増加させることができた。ビフィズス菌と乳酸桿菌は著しく減少した[(2.17±0.26)Log10 CFU/g対(3.26±0.44)Log10 CFU/g、(1.46±0.25)Log10 CFU/g(2.22±0.25)Log10 CFU/g]。統計的有意差が認められた(t=4.42,8.98,すべてP<0.05)が,便秘群では有意に増加し,有意差が認められた(t=14.27,P<0.05)。ビフィズス菌三連生菌数カプセルによる治療後の下痢型及び便秘型IBS群の十二指腸液中のビフィズス菌数はすべて増加したが、統計学的有意差はなかった。下痢型IBS群の回腸末端腸液培養ビフィズス菌は明らかに増加し、統計学的有意差があり(t=4.42、P<0.05)、腸内細菌の含有量は明らかに低下し、統計学的有意差があった(t=20.30,P<0.05)。便秘群における細菌の含有量は,便秘群におけるそれより有意に低かった(t=14.27,P<0.05)。Bifidobacterium Bifidobacteriumによる4週間の治療後に,下痢群の21例は有効であり,総有効率は70.00%,便秘型IBS群は13例が有効で,総有効率は43.33%,下痢型IBS群の症状総得点は顕著に低下した。それらの間には有意差があった(t=10.36,P<0.05)。結論:下痢型IBS、便秘型IBSはいずれも腸内細菌叢の乱れが存在し、回腸を主とする。腸型微生物製剤は下痢型、便秘型IBSを治療するのに有効であり、下痢型の効果がもっと明らかである。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】