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J-GLOBAL ID：201802266767346953   整理番号：18A0750695

都市交通事業価値評価のための対話的可視化シミュレータの開発

著者 (3件)： 加藤学 (日立) ,  藤原正康 (日立) ,  宮内努 (日立)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 D(Web)
巻： J101-D  号： 1  ページ： 143-153 (WEB ONLY)  発行年： 2018年01月01日 
JST資料番号： U0473A  ISSN： 1881-0225  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鉄道システムを導入する際には,事業者や自治体,住民等のステークホルダが一緒に課題を探索することによって,提供するサービスの価値の最大化を図る必要がある。そこで本論文では,ステークホルダの間で鉄道システムの全体像とそれが提供する価値を共有することを目的とした,都市交通事業評価のための対話的可視化シミュレータを提案する。このシミュレータは,マルチモーダルシミュレータ及び設備仕様ジェネレータ,経営シミュレータから構成される複数のシミュレーション機能が一貫して動作することを特徴としている。更に対話的可視化機能を有することにより,渋滞という都市における課題及び鉄道を敷設した場合における路線の設置位置,敷設時における渋滞緩和効果,コストや投資回収期間といった経営指標を一つの画面上で評価することが可能である。そして新興国の大都市に鉄道を新設する仮想シナリオを設定しシミュレータの有効性の評価を行った。その結果,本シミュレータが鉄道路線の設置による渋滞の緩和効果と投資対効果を同時に満たす鉄道路線設置条件を評価するのに十分な機能を有していることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： *都市交通 ,  *価値 ,  *評価 ,  *シミュレーション ,  *可視化 ,  システム ,  マルチモーダルインタフェイス ,  シミュレータ ,  状態 ,  効果
準シソーラス用語： *事業価値 ,  *価値評価 ,  *対話型シミュレーション ,  鉄道システム ,  マルチモーダル対話 ,  渋滞緩和 ,  投資効果

分類 (3件)： 計算機シミュレーション  (JE11000H) ,  鉄道輸送・サービス一般  (TC01010R) ,  都市交通  (TA01020W)

引用文献 (24件)：

• Y. Huang, M.D. Seck, and M. Fumarola, “A simulation based design framework for large scale infrastructure systems design,” Proc. 11th International Conference on Modeling & Applied Simuliation, pp.194-201, 2012.
• D. Ou, M. Balmer, H. Liu, and L. Shi, “Modeling and signalizing intersections for large-scale transportation simulation network,” 12th International IEEE Conference on Intelligent Transportation Systems, pp.609-614, Oct. 2009.
• 奥嶋政嗣,秋山孝正,“局所的相互作用を考慮した都市交通政策評価のための人工社会モデル,” 土木学会論文集D, vol.63, no.2, pp.134-144, 2007.
• 馬場美也子,棚橋巌,北岡広宣,森博子,寺本英二, “交通流シミュレータNETSTREAM,” 情処学論,vol.46, no.1, pp.226-235, 2005.
• 藤原正康,加藤学,伏木匠,“鉄道向け旅客流動シミュレータの開発,” 平成25年電気学会全国大会講演論文集, pp.123-124, 2013.

タイトルに関連する用語 (8件)： 都市 ,  交通 ,  事業 ,  価値評価 ,  対話 ,  可視化 ,  シミュレータ ,  開発