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J-GLOBAL ID：201802267007396514   整理番号：18A0750492

相対論的質量という概念は不要である

“Relativistic” Mass: An Unnecessary Concept

著者 (1件)： 横田浩 (奈良大)
資料名： 奈良大学紀要  (Memoirs of Nara University)
号： 46  ページ： 81-96  発行年： 2018年03月05日 
JST資料番号： L0697A  ISSN： 0389-2204  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： GPSでの時間のずれの補正のために相対論の効果を考慮しなければならない。そのような(特殊)相対性理論を解説する書籍等の中では,「速度が増すと質量が増加する」とか「質量が増加するため加速しにくくなり,光速を超えることができない」などの説明がされている。速度により変化する質量は「相対論的質量」と呼ばれている。しかし,このような説明は誤解を招き,混乱を生じさせるものである。本稿では,「相対論的質量」を用いずに説明し,本来の特殊相対性理論の要請を満たすためにも,「相対論的質量」の概念を導入すべきではないことを主張する。(著者抄録)

シソーラス用語： *質量 ,  運動量 ,  *特殊相対論 ,  保存則 ,  加速度 ,  光速度
準シソーラス用語： *相対論的質量 ,  運動量保存則

分類 (1件)： 特殊相対論  (BA07020U)

タイトルに関連する用語 (2件)： 質量 ,  概念