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J-GLOBAL ID：201802267049885041   整理番号：18A1339615

オゾンの生成と還元を伴う電気化学的促進酸化処理法に関する基礎的研究

A NOVEL ELECTROCHEMICAL ADVANCED OXIDATION PROCESS WITH GENERATION AND REDUCTION OF OZONE

著者 (3件)： 潮俊希 (早稲田大学大学院創造理工学研究科建設工学専攻) ,  榊原豊 (早稲田大学大学院創造理工学研究科建設工学専攻) ,  小森正人 (株式会社ヤマト環境技術研究所)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 73  号： 7  ページ： III_329-III_335(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,操作性に優れた電気化学的オゾン生成還元促進酸化処理法を提案し,設計・操作条件に関する基礎資料を得ることを目的した.SnO₂電極および固体高分子電解質膜(SPE膜)を用いたオゾン生成実験では,オゾンは連続的かつ安定的に生成され,電流効率は12 %同程度であった.OHラジカルプローブのp-クロロ安息香酸(p-CBA)の連続処理実験から,除去量は通電量の増加につれ増加し, その後減少する傾向にあった.p-CBAの総括除去速度が通電量および物質移動に律速されるとし, さらに発生ガスの影響を考慮した数学モデルを構築して実測値と比較すると, 両者の傾向は概ね一致した.また,90 %除去率でエネルギー消費量を計算し,他の促進酸化処理法(AOPs)と比較すると同程度であった.以上より, 本法は通電のみの簡易な操作で運転できるため,既存AOPsの代替法の一つとなる可能性がある.(著者抄録)

シソーラス用語： 浄水施設 ,  水循環 ,  *浄水 ,  上水道 ,  *化学的水処理 ,  オゾン処理 ,  電気化学 ,  電解 ,  ヒドロキシルラジカル ,  *電気化学的水処理 ,  オゾン分解 ,  解析モデル ,  オゾン ,  電流効率
準シソーラス用語： *促進酸化処理

著者キーワード (4件)： Advanced oxidation processes ,  ozone ,  electrolysis ,  granular electrode

分類 (1件)： 用水の化学的処理  (SC02040E)

引用文献 (26件)：

• 1) World Water Council : Water, A Global Priority, Actions of the World Water Council in 2010, Annual report 2010.
• 2) USEPA : Guideline for Water Reuse, 2012.
• 3) Sirivedhin, T. and Gray, K. A. : Comparison of the disinfection by product formation potential between a wastewater effluent and surface waters, Water Research, Vol. 39, pp. 1025-1036, 2005.
• 4) Makropoulous, C. K. and Butler, D. : Distributed water infrastructure for sustainable communities, Water Resour Manage, Vol. 24, pp. 2795-2816, 2010.
• 5) Hoare, J. P. : Standard potentials in aqueous solution, Marcel Dekker, New York, pp. 49-66, 1985.

タイトルに関連する用語 (5件)： オゾン ,  還元 ,  電気化学 ,  促進酸化処理 ,  基礎的研究