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J-GLOBAL ID：201802267342285170   整理番号：18A0694575

乳用種の販売拡大における中規模食肉卸売企業の取り組みに関する一考察-大阪府のD企業を事例として-

著者 (3件)： GUO Wanli (東京農大 大学院) ,  菊地昌弥 (東京農大 国際食料情報) ,  野口敬夫 (東京農大 国際食料情報)
資料名： 農村研究  (Journal of Rural Community Studies)
号： 126  ページ： 16-26  発行年： 2018年03月20日 
JST資料番号： S0785A  ISSN： 0388-8533  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,乳用種を取り扱う中規模の食肉卸売業者のマーケティング活動に焦点を当て,その牛肉販売拡大にあたって高需要品に位置する内臓の取扱いが寄与しているかを解明することを目的とした。その結果,次の2点が解明された。第1に,事例企業では乳用種牛肉を同業他社と同じ価格水準に,そして希少品にある国産牛内臓についても求めやすい価格水準に設定し,抱き合わせて販売を戦略的に講じることによって,乳用種牛肉の販売拡大を実現している。第2に,上記の抱き合わせ販売戦略の導入にあたって,規模がそれほど大きくない中規模食肉卸売企業単独の場合,導入するための条件を満たすことは容易ではないので,すべての同主体が戦略的に講じることは困難である。(著者抄録)

シソーラス用語： *牛肉 ,  *卸売 ,  *販売 ,  *乳牛 ,  中規模 ,  企業 ,  マーケティング ,  内臓 ,  価格決定 ,  事例研究
準シソーラス用語： 卸売業者 ,  販売戦略

分類 (3件)： 食肉一般  (FJ12031X) ,  マーケティング  (KA06020W) ,  牛  (FD02020Y)

引用文献 (24件)：

• 一般財団法人食品産業センター (2016)「第3表加工食品の企業物価指数」『食品産業統計年報 平成28年度版』, 64-68。
• 一般財団法人食品産業センター (2017)「第4表食料品の小売価格 (東京都区部)」『食品産業統計年報平成29年度版』, 76。
• 小川孔輔 (2014) 「第14章流通チャネル政策 (1) : 代替的チャネル選択」 小川孔輔著 『マーケティング入門』 日本経済新聞出版社, 423-425, 539-551。
• 甲斐 諭 (2013)「乳用種の生産流通販売振興に関する提言」『乳用種が当面する課題』 財団法人日本食肉消費総合センター, 1-8。
• 経済産業省 (2014) 「商業統計表流通経路別統計編 (卸売業) 各年版」 http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syougyo/result-2.html (最終閲覧日 2017年9月5日)。

タイトルに関連する用語 (7件)： 乳 ,  販売 ,  拡大 ,  食肉 ,  卸売 ,  企業 ,  大阪府