文献

J-GLOBAL ID：201802267363242953   整理番号：18A0151900

北極積雪上の分子ハロゲン放出,日変化,及びリサイクル機構【Powered by NICT】

Molecular Halogens Above the Arctic Snowpack: Emissions, Diurnal Variations, and Recycling Mechanisms

著者 (3件)： Wang Siyuan (Department of Chemistry, University of Michigan, Ann Arbor, MI, USA) ,  Pratt Kerri A. (Department of Chemistry, University of Michigan, Ann Arbor, MI, USA) ,  Pratt Kerri A. (Department of Earth and Environmental Sciences, University of Michigan, Ann Arbor, MI, USA)
資料名： Journal of Geophysical Research: Atmospheres  (Journal of Geophysical Research: Atmospheres)
巻： 122  号： 21  ページ： 11,991-12,007  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0294B  ISSN： 2169-897X  CODEN： JGREA2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 春季の北極域の大気境界層における反応性臭素および塩素種のレベル上昇はオゾン層破壊や水銀酸化と同様に,揮発性有機化合物との反応に寄与する。最近の実験室および野外研究により,積雪光化学はBr_2とCl_2生産の機構はほとんど理解されていないをもたらすことを明らかにした。本研究では,Utqiagvik(Barrow),アラスカ付近2012年3月臭素,オゾン,及び水銀実験(BROMEX)中に起こるハロゲン化学を調べるために,簡易雪モジュールを用いた,光化学ボックスモデルを使用する。以前の研究で,この研究で報告した上昇昼間Br_2レベル(例えば,局所的正午付近で一兆(ppt)当たり6 30部品)が枯渇O_3(<10 ppb)と背景NO_2(10 100 ppt)の条件下でBr+BrNO_2/BrONO_2反応によって説明されるかもしれない。Utqiagvikで低バックグラウンドNO_xレベルでさえ,ClONO_2はCl~ と多相反応を介してCl_2の生産に重要であることが予測された。午後遅くで,光分解単独では北極境界層で観測されたCl_2の急速な減少を説明できなかった。エーロゾル粒子と表面積雪に対するCl_2の不均一系反応は大気Cl_2除去と可能なBrClの生成に重要な役割を果たすことを示唆した。北極境界層の多相化学における積雪の重要性を考えると,将来の測定はNO_xと反応性ハロゲンの垂直分解測定,粒子同時と雪ハロゲン化物測定と同様に,さらに一次元モデリングによるハロゲン生産と鉛直伝搬機構を評価し,分離するためにに焦点を当てるべきである。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 光化学 ,  エアロゾル ,  塩素 ,  モデル ,  光分解 ,  春 ,  大気境界層 ,  臭素 ,  水銀 ,  不均一系反応 ,  反応性 ,  オゾン ,  *積雪 ,  揮発性有機化合物
準シソーラス用語： *雪 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： 北極 ,  モデル ,  オゾン ,  臭素 ,  塩素 ,  積雪

分類 (2件)： 気圏環境汚染  (SB03020M) ,  対流圏・成層圏の地球化学  (DD01020P)

タイトルに関連する用語 (7件)： 北極 ,  積雪 ,  分子 ,  ハロゲン ,  放出 ,  日変化 ,  リサイクル