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J-GLOBAL ID：201802267464395035   整理番号：18A0324553

原始弧マグマ多様性:カスケード弧における新たな地球化学的洞察【Powered by NICT】

Primitive arc magma diversity: New geochemical insights in the Cascade Arc

著者 (4件)： Mullen E.K. (Pacific Centre for Isotopic and Geochemical Research, Department of Earth, Ocean and Atmospheric Sciences, University of British Columbia, 2020-2207 Main Mall, Vancouver, British Columbia V6T 1Z4, Canada) ,  Weis D. (Pacific Centre for Isotopic and Geochemical Research, Department of Earth, Ocean and Atmospheric Sciences, University of British Columbia, 2020-2207 Main Mall, Vancouver, British Columbia V6T 1Z4, Canada) ,  Marsh N.B. (Pacific Centre for Isotopic and Geochemical Research, Department of Earth, Ocean and Atmospheric Sciences, University of British Columbia, 2020-2207 Main Mall, Vancouver, British Columbia V6T 1Z4, Canada) ,  Martindale M. (Pacific Centre for Isotopic and Geochemical Research, Department of Earth, Ocean and Atmospheric Sciences, University of British Columbia, 2020-2207 Main Mall, Vancouver, British Columbia V6T 1Z4, Canada)
資料名： Chemical Geology  (Chemical Geology)
巻： 448  ページ： 43-70  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0081A  ISSN： 0009-2541  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 始原的島弧マグマにより達成された組成の多様性の大きな範囲とマントル不均質性とスラブ寄与のそれぞれの役割の起源は進行中の議論の中心である。北アメリカ西部のカスケードアークは世界的な端成分高温沈み込み帯,島弧マグマの起源についての基本的疑問を調べるために理想的な環境である。カスケードアーク原始マグマは,何種類かの異なる組成端成分,の最も普及しているは高アルミナかんらん石ソレアイト(HAOT),カルクアルカリ玄武岩(CAB),および大陸内型玄武岩(IPB)を定義した。七つの主要な高カスケード火山中心からの最も原始的なマグマの49の新しい高精度Sr-Nd-Hf-Pb同位体と微量元素データを用いて玄武岩基は地球化学的に異なるマントルソースに由来するかどうかを評価することである。Garibaldi火山帯(GVB)の最近公表されたデータ,カスケード弧の北部と他の主要なセグメント,Rainier山,新しいデータは,アークの長さ1300kmに渡る十七の火山中心に高精度同位体範囲を拡大する。調べたすべての同位体システムでは,新しい高カスケードデータは以前のデータよりもはるかに少ない散乱を持つより微細な分解能を可能にした。HAOTマントル源はCAB源より不適合元素がより枯渇し系統的に,高カスケードCABとHAOTsは同位体的に区別できない,Juande Fuca中央海嶺玄武岩の源と類似していることを単一マントル端成分と一致する顕著な線形Pb同位体アレイを定義する。マントルは平均北部カスカディア盆地堆積物に近い同位体整合された単一沈み込む堆積物端成分からの寄与により修飾された可変的にした。アストリア扇状地堆積物はCascadia沈み込み帯における沈み込む堆積物組成の代理として用いていたが,カスケード玄武岩の同位体比は,アストリア扇状地堆積物からの入力を記録していない。高カスケードCABとHAOTsは融液の形で沈み込む堆積物入力を含んでいるが,CABも南カスケード高Sr/PのおよびGVBで最も明らかである沈み込む海洋地殻の溶融物を含んでいた。最小堆積物入力はGVB玄武岩であって,これは北方に~208Pb*/~206PbとHf同位体比で次第に低くなるもにより記録された北部スラブ端におけるIPBを生成する同位体的に異なる富化マントル成分の流入を反映していた。HIMUに対する傾向組成によるマントルも山Adams Simcoe背弧領域からIPBによって定義される明確な同位体アレイで記録した。スラブギャップは北部GVBとAdams Simcoe背弧の両方でスラブアセノスフェアマントルの流入を可能にすることを提案した。そうでなければ,北アメリカ西部は,CABとHAOT玄武岩基の両方を導出した同位体的に均質な,MORBタイプ減耗マントルによって支配的にている。カスケードからの著者らの結果は,原始弧マグマにより達成された組成の不均一性の大部分は複数のマントル成分の存在がスラブ寄与の組成と量の変動に関連していないことを意味している。本研究では,島弧マグマの岩石成因に関する新しい洞察を得るための高精度Sr-Nd-Hf-Pb同位体と微量元素データの重要性を強調した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 堆積物 ,  沈み込み帯 ,  山岳 ,  マントル ,  島弧 ,  玄武岩 ,  鉛同位体 ,  かんらん石 ,  ネオジム ,  *マグマ ,  メルト ,  微量元素 ,  *地球化学 ,  不均一性 ,  同位体存在比

著者キーワード (4件)： 弧玄武岩 ,  カスケードアーク ,  微量元素 ,  Sr Hf Nd Pb同位体

分類 (2件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  同位体地質学  (DD01042T)

タイトルに関連する用語 (6件)： 弧 ,  マグマ ,  多様性 ,  カスケード ,  地球化学 ,  洞察