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J-GLOBAL ID：201802267525584974   整理番号：18A0342124

Umbria-Marche地域(イタリア)におけるK-Pg境界からの遠位小球体の記載岩石学と地球化学とChicxulub衝突プルームにおける分数凝縮と融液としての起源【Powered by NICT】

Petrography and geochemistry of distal spherules from the K-Pg boundary in the Umbria-Marche region (Italy) and their origin as fractional condensates and melts in the Chicxulub impact plume

著者 (7件)： Belza J. (Department of Analytical and Environmental Geochemistry, Vrije Universiteit Brussel, Pleinlaan 2, BE-1050 Brussels, Belgium) ,  Belza J. (Department of Analytical Chemistry, Universiteit Gent, Krijgslaan 281-S12, BE-9000 Ghent, Belgium) ,  Goderis S. (Department of Analytical and Environmental Geochemistry, Vrije Universiteit Brussel, Pleinlaan 2, BE-1050 Brussels, Belgium) ,  Goderis S. (Department of Analytical Chemistry, Universiteit Gent, Krijgslaan 281-S12, BE-9000 Ghent, Belgium) ,  Montanari A. (Osservatorio Geologico di Coldigioco, 62020 Frontale di Apiro (MC), Italy) ,  Vanhaecke F. (Department of Analytical Chemistry, Universiteit Gent, Krijgslaan 281-S12, BE-9000 Ghent, Belgium) ,  Claeys P. (Department of Analytical and Environmental Geochemistry, Vrije Universiteit Brussel, Pleinlaan 2, BE-1050 Brussels, Belgium)
資料名： Geochimica et Cosmochimica Acta  (Geochimica et Cosmochimica Acta)
巻： 202  ページ： 231-263  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0062A  ISSN： 0016-7037  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遠位K-Pg境界断面からの衝突小球体は,超高速衝突で形成された横方向膨張,冷却蒸気プルームから凝縮し,凝固した珪酸塩メルトを表すと考えられている。イタリアのUmbria Marche地域の現在の白亜紀-古第三紀境界(K Pg)小球体集団において,三構造的に,そして組成的に異なるタイプの衝突小球体のは主に(1)針鉄鉱,(2)カリ長石または(3)海緑石で構成されていることを同定することができた。これらの相は,続成変質の生成物であるが,小球体の残留テクスチャー特性と変質生成物の型である小球体の元の組成,影響蒸気プルームを通して一般的な物理化学的条件を制約するために重要であることを示した。残存ゴースト結晶の存在と「iddingsite’の同定は,針鉄鉱がかんらん石後の仮像置換であることを示した。針鉄鉱小球は地における可変分散多数の樹状,自形および骨格スピネル結晶を含んでいた。組織に関しては,五種類の針鉄鉱小球体が識別され,コンドリュール:(I)骨格,(II)barred,(III)radial/barred,(IV)斑状および(V)残存/粒状と著しい類似性を示すことができた。両スピネルとかんらん石(仮像)の形態は,種々のコンドリュール組織型の確立された形成条件(ピーク温度T_max,過冷却ΔTの程度,冷却速度,核形成サイトの存在)と一致した。針鉄鉱小球体は適度に高難揮発性親石(Sc, V, Y, Zr, Nb, REE, Hf, Ta, Th)と親鉄(Cr, Co, Ni, W, Ir, Pt)元素への異常に濃縮されたので,それらは蒸発した標的と入射粒子物質の両方の良好な均質化プルームから耐火物(高)縮合生成物を表す(続成作用で変化した)と解釈される。針鉄鉱小球体とは異なり,カリ長石小球体はCaに富む輝石と斜長石のような低液相線けい酸塩後仮像構造を示した。,カリ長石小球は最も難揮発性微量元素の系統的に低い存在量を示した。前変化カリ長石小球体は,標的インパクタ蒸気プルームの同じ分別凝縮配列,側方拡張の間の冷却の一部であることを示唆している。海緑石小球体である隠微晶質,玄武岩質ガラスのパラゴナイト/スメクタイト変質層とメキシコ領域湾周辺の近位部位で発見されたK-Pg小球体(マイクロテクタイト)に類似した半球状ラメラを示した。それらの微量元素含有量とREEパターンは(変化)K-Pgの極微テクタイトのものと著しく類似している,海緑石小球体は微結晶/微結晶ないガラス小球体であることを示唆した。海緑石小球体を置換針鉄鉱およびK felspar小球体が形成された影響蒸気プルームの分別凝縮配列の一部ではないと解釈される。中央部,溶融層から最角と最高駆出速度で放出され,蒸気プルームの縁内で融液のエントレインメントにより生成すると考えられる。本研究では,蒸気プルームモデルのための地球化学的基礎を作成し,主要及び微量元素規模の両方で最初のものである。さらに,Chicxulub衝突イベントのユニークな特性を明らかにし,その異常な目標岩質の重要性を強調した。不均質,層状,及び揮発分 に富むターゲットはダストの多い環境,高い酸素フガシティーと蒸気プルームにおけるある程度の不均質性の保存の形成に大きく寄与した。添加では,遠位(針鉄鉱型)K-Pg小球体とコンドルール間の著しい類似点は,ある種の宇宙コンドリュールの形成のための可能な起源としての衝撃モデルの再評価の証拠を示している。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 揮発分 ,  クロム ,  不均一性 ,  *プルーム ,  玄武岩 ,  カルシウム ,  核形成 ,  *地球化学 ,  ケイ酸塩 ,  *イタリア共和国 ,  ガラス ,  酸素 ,  微量元素 ,  *ミクロスフェア ,  鉄

著者キーワード (6件)： 遠位小球体 ,  コンドリュール ,  K Pg境界 ,  蒸気プルーム ,  分数凝縮 ,  Chicxulubクレータ

分類 (2件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  流星,すい星,いん石  (DB04040A)

タイトルに関連する用語 (12件)： 地域 ,  イタリア ,  境界 ,  小球体 ,  記載岩石学 ,  地球化学 ,  衝突 ,  プルーム ,  分数 ,  凝縮 ,  融液 ,  起源