抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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アップコンバージョンナノ粒子(UCNP)はPDT用光増感剤(PS)を励起するために近赤外(NIR)光を利用するそれらの特異的アップコンバージョンルミネセンスによる光線力学療法(PDT)のための広く利用されている。ナノ医学の癌標的特性が増進されるならUCNPベースPDTの効率は改善されるであろう。ここでは,PDTを行うために最小過熱効果をもつ808nm励起UCNPベースナノプラットフォームを官能化するために,癌標的化部分,pH低挿入ペプチド(pHLIP)を使用した。pHLIPは酸性環境下での癌細胞へ特異的にカーゴをもたらし,アシドーシスによる癌細胞または腫瘍に有効な能動的標的化能力を実現することができる。pHLIP官能化ナノプラットフォームを実装して,特性化した。ナノプラットフォームは,癌細胞における効率的なNIR照射PDT効果,特に腫瘍微小環境を模倣するわずかに酸性条件下でを示し,この効果はナノプラットフォームの侵入を支持する酸性条件下で癌細胞にpHLIPの標的化特性に起因した。さらに,pHLIP官能化ナノプラットフォームは高い最大耐量(MTD)マウス,in vivo投与の有用性を広げる可能性があるにおける良好な安全性プロファイルを示した。効率的なin vivo抗腫瘍活性はナノプラットフォームとそれに続く乳房腫瘍に対するNIR照射の腫瘍内注入によって達成される。ナノ粒子は腫瘍部位に蓄積し,pHLIP官能化ナノプラットフォームの優れた腫瘍標的化特性,in vivoでの効率的なPDTを保証することを明らかにした。さらに,ナノ粒子は血流中で長い保持時間,in vivoでのそれらの安定性を示した。全体として,著者らはin vitroおよびin vivo両方で効果的なPDTを行うために腫瘍標的化特性を持つUCNPベースナノシステムの例を提供する。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】