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J-GLOBAL ID:201802267627960463   整理番号:18A0308161

セメントペーストおよびモルタル内部の鉄の高酸素腐食促進試験

Hyperbaric-Oxygen Accelerated Corrosion Test of Iron in Cement Paste and Mortar
著者 (3件):
資料名:
巻: 82  号:ページ: 1-7(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: G0023A  ISSN: 0021-4876  CODEN: NIKGAV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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コンクリート中の鉄筋の腐食を模擬するため増強した酸素供給を行なう新奇な加速腐食試験法を本研究において提案した。飽和Ca(OH)2溶液中のセメントペーストあるいはモルタルに埋め込んだFeサンプルの大気の下での動電位分極によって測定した酸素還元電流密度は被覆厚みの増加と共に低下し,電流密度は1mmから10mmまでの被覆厚みに反比例し,これは拡散律速酸素還元が10mm以下に厚みを低減することで加速されることを示していた。提案した方法において酸素供給を増強させるための新奇な戦略は大気の代わりに新しく開発した高圧酸素加速容器を用いて加圧酸素を適用することである。0.5MPaの酸素において,5mmのモルタルあるいはセメントペーストで被覆したFeサンプルは,大気の下でのものよりほぼ25倍高い酸素還元電位を示した。0.5MPaの酸素の下で塩水溶液中の塩素イオンを含む5mm厚のモルタルあるいはセメントペーストで覆われたFeサンプルの30日の腐食試験の際に形成した錆層の厚みは,増加した酸素還元電流密度と良好に一致し,印加した酸素分圧に比例する腐食の加速を示唆している。さらに,加圧酸素の下で形成した錆の特性は実用的な使用環境で形成した錆と同等であった。このように,高圧酸素はコンクリート中の鉄筋の腐食を正当に加速させるための有益で効果的なものである。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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腐食基礎理論,腐食試験 
引用文献 (21件):
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