文献

J-GLOBAL ID：201802267653715910   整理番号：18A0327764

ほ乳類骨格筋DHPRはより大きなCa~2+コンダクタンスと初期条鰭類コチョウザメ(Acipenser ruthenus)への系統学的古代である【Powered by NICT】

The mammalian skeletal muscle DHPR has larger Ca²⁺ conductance and is phylogenetically ancient to the early ray-finned fish sterlet (Acipenser ruthenus)

著者 (3件)： Schrotter Kai (Department of Medical Genetics, Molecular and Clinical Pharmacology, Division of Biochemical Pharmacology, Medical University of Innsbruck, Peter Mayr Strasse 1, A-6020, Innsbruck, Austria) ,  Dayal Anamika (Department of Medical Genetics, Molecular and Clinical Pharmacology, Division of Biochemical Pharmacology, Medical University of Innsbruck, Peter Mayr Strasse 1, A-6020, Innsbruck, Austria) ,  Grabner Manfred (Department of Medical Genetics, Molecular and Clinical Pharmacology, Division of Biochemical Pharmacology, Medical University of Innsbruck, Peter Mayr Strasse 1, A-6020, Innsbruck, Austria)
資料名： Cell Calcium  (Cell Calcium)
巻： 61  ページ： 22-31  発行年： 2017年 
JST資料番号： T0875A  ISSN： 0143-4160  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 脊椎動物骨格筋におけるL型Ca~2+チャンネルまたはジヒドロピリジン受容体(DHPR)は筋細胞膜脱分極を検出し,立体配座結合を介して筋Ca~2+放出チャンネルRyR1にこのシグナルを伝達する筋収縮を開始するためにの原因である。この興奮-収縮(EC)カップリング過程中であるeuteleost魚類における完全に欠損するほ乳類DHPRを通る遅いCa~2+電流である。骨格筋興奮収縮連関はCa~2+誘導Ca~2+放出(CICR)に依存するが先祖の進化段階とは対照的に,ほ乳類(立体配座)ECカップリングにおけるDHPR Ca~2+伝導率は進化的遺残(vestigiality)として保持されていた可能性がある。後CICR種における進化的圧力の欠如のために進展が進むにつれて骨格筋DHPR Ca~2+伝導率は徐々に減少したという仮説を検証しようとした。興味深いことに,初期条鰭類コチョウザメ(Acipenser ruthenus)のDHPRはロバストなCa~2+伝導率を保持する哺乳類ウサギDHPR以上が,Ca~2+伝導性を完全に失ったeuteleostゼブラフィッシュDHPR下に位置する系統発生的であることを確認した。注目すべきことに,著者らの結果は,コチョウザメDHPRはCa~2+伝導性を保持したが,電流はウサギと比較して有意に減少したことを明らかにした。この減少はゼブラフィッシュに類似した低いDHPR膜発現に低減し,並びにチャンネル開放確率(P_o)のためによる。両方のこれらの魚種において低いDHPR発現密度はDHPR RyR1結合の著効により部分的に補償される。ゼブラフィッシュと他のeuteleost種におけるP_oの完全な消失は,おそらくゲノム重複(Ts3R)の硬骨魚特異的第三ラウンドに基づいた。Ts3Rは最終的に,euteleostクレードの放射と共に,P_oを失った完全に二骨格筋DHPRイソ型の出現に進んだ。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 筋収縮 ,  脱分極 ,  系統発生 ,  *骨格筋 ,  *哺乳類 ,  チャネル ,  興奮 ,  *コンダクタンス ,  ゼブラフィッシュ ,  電流 ,  立体配座
準シソーラス用語： CICR ,  興奮収縮連関 ,  1型リアノジン受容体 ,  ジヒドロピリジン受容体 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： L型カルシウムチャンネル ,  骨格筋 ,  コチョウザメDHPR ,  興奮収縮連関 ,  カルシウム流入進化

分類 (3件)： 細胞膜の受容体  (EF04030C) ,  筋肉  (EJ10020G) ,  細胞膜の輸送  (EF04020R)

タイトルに関連する用語 (8件)： ほ乳類 ,  骨格筋 ,  コンダクタンス ,  初期 ,  条鰭類 ,  Acipenser ,  系統学 ,  古代