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J-GLOBAL ID:201802267834437735   整理番号:18A0229977

2次元小角散乱パターンの系サイズ依存性を評価する充填ゴム材料の充填剤ネットワークモデル

Filler Network Model of Filled Rubber Materials to Estimate System Size Dependence of Two-Dimensional Small-Angle Scattering Patterns
著者 (5件):
資料名:
巻: 87  号:ページ: 014802.1-014802.10  発行年: 2018年01月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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1軸伸長下の超小角X線散乱(USAXS)実験での橋かけ高分子ネットワーク中のナノ粒子(NP)の2次元散乱パターン(2DSP)の変化を近似的に予測するため,充填剤ネットワークトイ(FNトイ)モデルを提案した。これによって,NPの2DSPの系サイズ依存性を評価できる。このFNトイモデルでは,NP間の排除体積相互作用のある調和ばねにより連結されたNPを考えた。本研究では,充填剤を充填したスチレンブタジエンゴム(SBR)のSPring-8実験で観測されたUSAXSに対して,逆モンテカルロ(RMC)分析により評価したNP配置を使った。このFNトイモデルでは,その距離がCdより小さい各NP対間のボンドを設定した(dはNPの直径,Cはネットワーク特性を特徴付けるパラメータ)。終端を変調したSBRと変調しないSBRに対して200%の伸長で,NPの2DSPと比較してCの最適値を決定した。過去の研究で8,192個のNPと1億6千万個のLennard-Jones(LJ)粒子による大規模な粗視化分子動力学(CGMD)シミュレーションの結果から,これら2DSPが得られた。終端変調SBRでは,フィット値はC=1.367,非変調SBRではC=1.258であった。Cの差は,高分子-NP相互作用の差から生じると見なせる。このFNトイモデルは2DSPを再現できるが,現在のFNトイモデルで使った調和ポテンシャルは過去のCGMDシミュレーションで得られた応力-歪曲線とNPの局所構造を再現するのは十分でないことが分った。Cのフィット値のFNトイモデルを使って,65,538,524,288個のNPの2DSPを計算した。その初期位置は,同じUSAXSデータに対するRMC分析により評価した。1千万個のLJ粒子と524,288個のNPのCGMDシミュレーションから,USAXS実験で観測された2DSPと比較できる高分解能の2DSPが得られることが分った。(翻訳著者抄録)
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