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J-GLOBAL ID:201802267969011869   整理番号:18A1293542

Dictyostelium discoideumの発生におけるD-セリン代謝とその重要性【JST・京大機械翻訳】

D-Serine Metabolism and Its Importance in Development of Dictyostelium discoideum
著者 (8件):
資料名:
巻:ページ: 784  発行年: 2018年 
JST資料番号: U7080A  ISSN: 1664-302X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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ほ乳類において,D-Serはセリンラセマーゼ(SR)により合成され,D-アミノ酸オキシダーゼ(DAO)により分解される。D-SerはN-メチル-D-アスパラギン酸(NMDA)及びδ2グルタミン酸受容体の内因性リガンドとして作用し,学習及び記憶のような脳機能に関与する。SRホモログは真核生物において高度に保存されているが,非哺乳類におけるD-Serの重要性についてはほとんど知られていない。哺乳類とは対照的に,粘菌Dictyostelium discoideumゲノムはSR,DAO,さらにD-Ser特異的分解酵素D-Serデヒドラターゼ(DSD)をコードするが,NMDA-およびδ2グルタミン酸受容体はコードしない。ここでは,D.discoideumにおけるD-SerとDSDの重要性を研究した。酵素アッセイにより,D-Serの分解において,DSDはDAO及びSRよりもそれぞれ460及び1700倍活性であることを示した。さらに,ds-ヌル細胞ではD-Ser分解活性は完全に消失した。実際,野生型D.discoideum細胞内D-Serレベルはかなり低かったが,ds-ヌル細胞はD-Serを蓄積した。これらの結果はDSDがD.discoideumにおけるD-Ser分解に関与する一次酵素であることを示した。著者らは,ds-ヌル細胞が初期の培養段階で発生と停止の遅延を示すことを見出した。胞子形成の効率は突然変異体細胞でかなり減少した。これらの表現型は外因性D-Serによりさらに顕著であったが,DSDのプラスミド仲介発現により救済された。qRT-PCR分析は,cAMPシグナル伝達リレーにおける重要な遺伝子のmRNA発現がDSDノックアウトにおいて撹乱されることを示した。著者らのデータは,D.discoideumの発生過程におけるcAMPシグナル伝達の調節におけるD-Serおよび/またはDSDに対する新規な役割を示している。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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