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J-GLOBAL ID:201802268093593915   整理番号:18A1627196

白血病:IDH2阻害剤エナシデニブを投与した急性骨髄性白血病のクローン不均一性

Clonal heterogeneity of acute myeloid leukemia treated with the IDH2 inhibitor enasidenib
著者 (32件):
資料名:
巻: 24  号:ページ: 1167-1177  発行年: 2018年08月 
JST資料番号: W0636A  ISSN: 1078-8956  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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イソクエン酸デヒドロゲナーゼ2をコードする遺伝子(IDH2)の変異は,急性骨髄性白血病(AML)などの複数のタイプのがんで見られる。モデル系では,変異型IDH2は造血系分化の停止を引き起こす。変異型IDH2に選択的に働く小分子阻害剤であるエナシデニブは,投与を受けた再発性AMLおよび難治性AML患者の40%で,白血病細胞の分化を促進することにより臨床応答を生じる。今回我々は,エナシデニブ投与に対する応答のクローン的基盤と抵抗性獲得について調べた。まず,継続的にサンプリングを行った患者試料を用い,さまざまな分化段階にある造血細胞集団のクローン構造を決定した。治療前は,変異型IDH2のクローンはさまざまな分化停止状態にあった。エナシデニブ投与は,最終段階と途中段階の変異クローンのどちらについても造血系分化を促進し,それより頻度は低いが,非変異細胞の分化も促進した。対をなす診断/再発試料の解析では,再発の際にIDH2の二次変異部位は見つからなかった。再発はクローンの進化,あるいは最終段階もしくは途中段階のクローンの選択により生じており,複数のバイパス経路が明確になった。こうした経路は,分化停止を修復するための標的となるかもしれない。これらの結果は,異なる分化段階にある細胞集団のクローン構造のマッピングが,治療応答と再発の際のクローンの応答と進化を明らかにし得る仕組みを示している。Copyright Nature Japan KK 2018
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分類 (2件):
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血液の腫よう  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 

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