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J-GLOBAL ID:201802268288327754   整理番号:18A0750732

東北地域における多収性水稲品種「いわいだわら」の収量と玄米タンパク質含有率に及ぼす豚ぷん堆肥施用と窒素施用法の影響

Effect of Swine Compost Application and the Nitrogen Application Method on Grain Yield and Protein Content in Brown Rice of the High-Yielding Rice Cultivar ‘Iwaidawara’ in the Tohoku Region
著者 (11件):
資料名:
号: 120  ページ: 47-66 (WEB ONLY)  発行年: 2018年03月26日 
JST資料番号: U1309A  ISSN: 2432-8081  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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東北中南部の飼料用米生産に適した多収性水稲品種として「いわいだわら」が育成された。本研究では,耕畜連携によって豚ぷん堆肥(以下,堆肥)を活用する場面において,堆肥の肥効と,「いわいだわら」の収量・玄米タンパク質含有率を効果的に高める窒素施用法を検討した。「いわいだわら」と既存の多収品種「ふくひびき」を秋田県大仙市で5月下旬~6月上旬に移植栽培すると,4月下旬施用した堆肥の肥効が移植後1カ月過ぎから水稲の生育に現れ,幼穂形成期にかけて茎数,草丈,葉色を高めた。「いわいだわら」では,堆肥0.8~1.6t10a-1施用により,粗玄米重が堆肥・窒素無施用処理よりも176~245kg10a-1高くなった。また,基肥窒素を施用しなくても,生育中期からの堆肥の肥効および窒素施用によりシンク容量が「ふくひびき」より高まりやすく,穂揃い期の窒素追肥(実肥)で登熟歩合や粗玄米重が向上した。一方,「ふくひびき」は,堆肥施用の有無にかかわらず基肥窒素量を高めないと収量が高まらない傾向にあり,また,実肥は粗玄米重の増加に寄与しなかった。「いわいだわら」では,玄米タンパク質含有率(乾物)は堆肥0.8t10a-1を施用しても無施用との差はほとんどなく,1.6t10a-1施用で0.6~1.2ポイント増加した。「いわいだわら」では,「堆肥+実肥」あるいは「堆肥+穂肥+実肥」の体系により,堆肥無施用で「基肥+穂肥」の慣行窒素施用体系と同等以上の粗玄米重(737~905kg10a-1)および慣行より高い玄米タンパク質含有率(7.8~9.3%)の両立が可能であった。豚ぷん堆肥はリン酸の含有率が高いことから,今後は土壌養分維持の観点も含めた最適な堆肥施用量と窒素施用量の判断技術が必要と考えられた。(著者抄録)
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分類 (3件):
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作物の品種  ,  飼料作物,草地  ,  施肥法・肥効 
引用文献 (20件):
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