文献

J-GLOBAL ID：201802268635545468   整理番号：18A0934517

ボスカリドにより誘導されたゼブラフィッシュ胚(Danio rerio)における発生毒性の機構【JST・京大機械翻訳】

Mechanisms of developmental toxicity in zebrafish embryos (Danio rerio) induced by boscalid

著者 (6件)： Qian Le (College of Sciences, China Agricultural University, Beijing, China) ,  Cui Feng (College of Sciences, China Agricultural University, Beijing, China) ,  Yang Yang (College of Sciences, China Agricultural University, Beijing, China) ,  Liu Yuan (College of Sciences, China Agricultural University, Beijing, China) ,  Qi Suzhen (Risk Assessment Laboratory for Bee Products Quality and Safety of Ministry of Agriculture, Institute of Agricultural Research, Chinese Academy of Agricultural Sciences, Beijing 100093, China) ,  Wang Chengju (College of Sciences, China Agricultural University, Beijing, China)
資料名： Science of the Total Environment  (Science of the Total Environment)
巻： 634  ページ： 478-487  発行年： 2018年 
JST資料番号： C0501B  ISSN： 0048-9697  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ボスカリドは様々な植物病害を制御するために広く使われてきた。それはカリフォルニアの主な沿岸河口において最も頻繁に検出された農薬の1つであり,濃度は36μg/Lと高いが,その生態毒性情報は少ない。本研究では,ゼブラフィッシュ胚に対する急性毒性と亜致死性発生毒性を測定した。急性毒性試験において,胚の一連の毒性症状が観察され,異常な自発運動,遅い心拍,卵黄嚢浮腫,心膜浮腫,脊椎変形および孵化阻害を含み,ゼブラフィッシュ胚に対する96h-LC50(50%致死濃度)は2.65(2.506-2.848)mg/Lであった。亜致死発生毒性試験の結果から,ボスカリドはゼブラフィッシュ胚の発生機構に大きな影響を持つことが確認された。胚における細胞アポトーシスは,細胞アポトーシスにおける遺伝子のアップレギュレーションと本研究におけるカスパーゼ-3およびカスパーゼ-9活性の増加により,ボスカリドにより誘導された。脂質代謝は,遺伝子発現の変化および総トリアシルグリセリドおよびコレステロールの含量により,胚で影響を受けた。メラニン合成と沈着は,関連遺伝子発現の変化により胚で起こった。全体として,細胞アポトーシス,脂質代謝およびメラニン合成および沈着の変化は,ゼブラフィッシュ胚に対するボスカリドの発生毒性の原因となる可能性がある。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 毒性試験 ,  浮腫 ,  遺伝子 ,  遺伝子発現 ,  沈着 ,  孵化 ,  *毒性 ,  急性毒性 ,  *ゼブラフィッシュ ,  脂質代謝 ,  アップレギュレーション ,  アポトーシス
準シソーラス用語： 生態毒性 ,  *発生毒性 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： ボスカリド ,  ゼブラフィッシュ ,  細胞アポトーシス ,  脂質代謝 ,  メラニン合成

分類 (1件)： 動物に対する影響  (EE05040R)

物質索引 (1件)： ボスカリド

タイトルに関連する用語 (6件)： ボスカリド ,  誘導 ,  ゼブラフィッシュ ,  胚 ,  Danio ,  発生毒性