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J-GLOBAL ID：201802268820295244   整理番号：18A2174500

バイオディーゼル燃料(BDF)製造副生グリセリンを原料とする脱窒剤の精製と脱窒素性能評価

Production and Efficiency of Denitrification Reagent Refined from Biodiesel Fuel Byproduct of Crude Glycerol

著者 (7件)： 武下俊宏 (福岡大 工) ,  村田真理 (福岡大) ,  樋口壯太郎 (福岡大 工) ,  井上芳樹 (フチガミ) ,  大塚芳夫 (フチガミ) ,  安部剛 (クボタ環境サービス) ,  橘峰生 (クボタ環境サービス)
資料名： 廃棄物資源循環学会論文誌  (Journal of the Japan Society of Material Cycles and Waste Management)
巻： 27  ページ： 61-70  発行年： 2016年 
JST資料番号： L1596A  ISSN： 1883-5856  CODEN： HSJGCW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： バイオディーゼル燃料(BDF)製造副生グリセリンに希釈と中和の操作を行い,その後静置して上層の油分と下層のグリセリン水溶液の2層に自然分離させた。各層を分離回収し,油分は燃料等の熱源として,またグリセリン水溶液は廃水処理の脱窒素工程で使用される脱窒剤としての資源化利用法を検討した。ラボでの精製実験の結果,油分は灰分や水分の含有量が少なく,また食用油の新油とほぼ同等の発熱量を有していた。一方,し尿処理場の活性汚泥を用いたラボ実験で,グリセリン水溶液の脱窒素性能および有機物分解性能を検討した結果,50%メタノールと同等の性能を示した。さらに,実用規模となる容積約2m³の実証実験装置を用いて精製したグリセリン水溶液もラボでの精製実験と同様の結果を示し,し尿処理施設における脱窒剤として利用できる性能であることを確認した。(著者抄録)

シソーラス用語： バイオディーゼル燃料 ,  副産物 ,  *ポリオール ,  *資源再生 ,  有用物質回収 ,  屎尿処理 ,  *脱窒 ,  燃料油 ,  水溶液 ,  脂肪族アルコール

分類 (2件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  脂肪族アルコール  (CF03090H)

物質索引 (1件)： グリセリン

タイトルに関連する用語 (9件)： バイオディーゼル燃料 ,  BDF ,  副生 ,  グリセリン ,  原料 ,  脱窒 ,  精製 ,  脱窒素 ,  性能評価