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J-GLOBAL ID:201802268827860754   整理番号:18A1213332

in vivoでの心臓,筋肉,肝臓および血清代謝に対するチロシンキナーゼ阻害剤スニチニブおよびエルロチニブの効果の非標的メタボロミクス解析【JST・京大機械翻訳】

Non-Targeted Metabolomics Analysis of the Effects of Tyrosine Kinase Inhibitors Sunitinib and Erlotinib on Heart, Muscle, Liver and Serum Metabolism In Vivo
著者 (17件):
資料名:
巻:号:ページ: 31  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7243A  ISSN: 2218-1989  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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背景:90以上のチロシンキナーゼは悪性形質転換と腫瘍血管新生の病因に関与している。チロシンキナーゼ阻害剤(TKI)はこのキナーゼ依存性を利用することにより癌治療における有効な治療法として出現した。TKIエルロチニブは上皮成長因子受容体(EGFR)を標的とするが,スニチニブは主に血管内皮成長因子受容体(VEGFR)と血小板由来成長因子受容体(PDGFR)を標的とする。非悪性細胞の機能に影響を及ぼすTKIは,心毒性を含むオンオフターゲット毒性を有する。心毒性はエルロチニブで治療した患者では非常に稀であるが,スニチニブ治療後にはかなり一般的である。心臓に対するTKIの有害作用は心臓代謝に対するそれらの影響に関連していると仮定した。【方法】雌のFVB/Nマウス(10/群)を,スニチニブ(40mg/kg),エルロチニブ(50mg/kg)または1日2週間の治療用量で治療した。心臓の心エコー評価を,ベースラインおよび14日目に行った。心臓,骨格筋,肝臓および血清をフラッシュ凍結し,非標的GC-MSメタボロミクス分析のために前処理した。結果:賦形剤処理対照と比較して,スニチニブ処理マウスは収縮機能が有意に低下したが,エルロチニブ処理マウスは有意に減少しなかった。心臓の非標的メタボロミクス分析は,スニチニブ処理後のドコサヘキサエン酸(DHA),アラキドン酸(AA)/エイコサペンタエン酸(EPA),O-ホスホラミン,および6-ヒドロキシニコチン酸の有意な減少を同定した。DHAは骨格筋(大腿四頭筋)において有意に減少し,一方,コレステロールの上昇は肝臓において同定され,血清中に同定されたエタノールアミンの上昇を認めた。対照的に,エルロチニブは1つの代謝産物(スペルミジンが有意に増加した)にのみ影響した。結論:スニチニブで処置されたマウスは,2週間以内に収縮機能不全を示し,長鎖ω-3脂肪酸ドコサヘキサエン酸(DHA),アラキドン酸(AA)/エイコサペンタエン酸(EPA)の有意に低い心臓と骨格筋レベルと血清O-ホスホコリンりん脂質を増加させた。これは,sunitinibが誘導する心毒性と多価不飽和脂肪酸(PUFA)の枯渇と心臓における炎症性メディエーターDHAとAA/EPAの間の最初の関係である。これらの化合物はミトコンドリア機能の維持において重要な役割を有し,それらの損失は心機能不全に寄与する可能性がある。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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抗腫よう薬の臨床への応用 
引用文献 (38件):
  • Krause, D.S.; Van Etten, R.A. Tyrosine kinases as targets for cancer therapy. N. Engl. J. Med. 2005, 353, 172-187.
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