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J-GLOBAL ID：201802269409867029   整理番号：18A0376514

防潮堤によって仕切られた汽水湖鷹架沼における湖水交換

Water exchange in brackish Lake Takahoko partitioned by the levee with water gate, Aomori, Japan

著者 (5件)： 植田真司 (公益財団法人環境科学技術研究所) ,  矢部いつか (日本エヌ・ユー・エス株式会社) ,  服巻辰則 (日本エヌ・ユー・エス株式会社) ,  中田喜三郎 (名城大学大学院総合学術研究科) ,  久松俊一 (公益財団法人環境科学技術研究所)
資料名： 海洋理工学会誌(Web)  (Journal of Advanced Marine Science and Technology Society (Web))
巻： 23  号： 2  ページ： 9-17(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0648A  ISSN： 2188-3262  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 青森県の汽水湖である鷹保沼は,両端が狭くなった水路を通じて東側で太平洋と繋がっている。沼は中央部に位置する水門のある堤防によってほぼ東西に仕切られており,その水門うちの一つは通常開かれている。沼内の水と塩分の流入量と流出量と海水交換率を明らかにするために,水路の海側口(St. B)と沼側口(St.C)および沼中央部の堤防の水門(St.G)に設置した観測点において2014年8月から11月まで,塩分・水流・水位を観測した。観測点 B,CおよびGでの水の平均流入速度は,それぞれ6.4×105,1.8×105および8.7×104m3d-1と見積もられた。 観測点BとCの水の流入速度は大潮時には大振幅に,小潮時には小振幅に,周期的に変動したが,一方で観測点Gでは周期性を示さなかった。 観測点CおよびGでの日平均の海水交換率は 0.40(変動値0.04-0.61)および0.33(変動値0.12-0.53)と見積もられた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *汽水湖 ,  *流量 ,  *海水交換 ,  *堤防 ,  *水門
準シソーラス用語： *日流量

著者キーワード (8件)： brackish Lake Takahoko ,  daily flow rate ,  seawater exchange rate ,  levee with water gate ,  brackish Lake Takahoko ,  daily flow rate ,  seawater exchange rate ,  levee with water gate

分類 (1件)： 沿岸海洋物理学  (DC06060N)

引用文献 (16件)：

• 相崎守弘,2003.貧酸素水塊解消のための中海水質シミュレーション.LAGUNA,10, 87-99.
• Barnes, R. S. K., 1980. Coastal lagoons. Cambridge University Press, Cambridge.
• 環境科学技術研究所,2015.平成26年度排出放射能環境移行調査報告書.青森県.平成27年3月.
• 柏井 誠,1984.海水交換概念と海水交換率.Journal of the Oceanographical Society of Japan,40, 135-147.
• 小久保清治,川村輝良,1949.青森県上北湖沼群のプランクトンに就て.陸水学雑誌,14, 53-65.

タイトルに関連する用語 (3件)： 防潮堤 ,  汽水湖 ,  湖水