抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・モデルコアキャリキュラム(MCC)の枠外にある知識や能力を能動的に学習する機会として,イオン液体を通して化学生物系分野の課題について学生主導型授業を推進。
・化学班は水素の供給源となるイオン液体の合成と水素発生のデモストレーション,生物班はイオン液体を利用した細胞の走査型電子顕微鏡(SEM)観察を設定。
・イオン液体の溶媒減圧留去による合成は学生実験で経験があったが,核磁気共鳴分光計によるシグナルの帰属を学生自身が書籍などから知見を得て判定。
・玉ねぎを試料に用いて,イオン液体での脱水処理に学生が実験条件を探索しながらSEM観察に成功。
・実験は準備と工夫が必要で簡単には達成できない課題であり,それだけに能動的に取り組む学習意欲を引き出すのに有効であるが,失敗を含めてPDCAサイクルを体験できる時間的余裕も重要。