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J-GLOBAL ID：201802269656763496   整理番号：18A0012229

螺旋状粒子系におけるコレステリックおよびスクリュー状ネマチック相

Cholesteric and screw-like nematic phases in systems of helical particles

著者 (4件)： Cinacchi Giorgio (Departamento de Fisica Teorica de la Materia Condensada, Instituto de Fisica de la Materia Condensada (IFIMAC) and Instituto de Ciencias de Materiales “Nicolas Cabrera”, Universidad Autonoma de Madrid, Campus de Cantoblanco, 28049 Madrid, Spain) ,  Ferrarini Alberta (Dipartimento di Scienze Chimiche, Universita di Padova, Via F. Marzolo 1, 35131 Padova, Italy) ,  Giacometti Achille (Dipartimento di Scienze Molecolari e Nanosistemi, Universita Ca’ Foscari di Venezia, Via Torino 155, 30172 Venezia Mestre, Italy) ,  Kolli Hima Bindu (Hylleraas Centre for Quantum Molecular Sciences, Department of Chemistry, University of Oslo, Postboks 1033 Blindern, 0315 Oslo, Norway)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 147  号： 22  ページ： 224903-224903-10  発行年： 2017年12月14日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 剛体ヘリックス粒子系に関する最近の数値シミュレーションは,粒子ピッチと等しい周期性をもつネマチック配向ベクトルの周りの粒子C₂対称軸の螺旋組織を特徴とする,スクリュー様と呼ばれる,新規キラルネマチック相の存在を明らかにした。この相は高密度で形成し,低密度で均一なネマチック相を示し,ヘリックス形態に依存して,二相の相対的発生がある。これらの数値シミュレーションは,三次元周期的境界条件の下で行われたので,2つの疑問は残り得る。最初に,低密度ネマチック相の真の性質は,コレステリックとして期待される。第二に,後者は,一旦形成すると,影響をスクリュー様ネマチック相の存在と安定性に及ぼす可能性がある。これらの疑問を解決するために,2枚の平行で反発的な壁の間に閉じ込められた螺旋の粒子系に関するモンテカルロおよび分子動力学数値シミュレーションを実施した。一方向に沿った周期的制限の除去によって,均一なネマチック相の代わりに,壁に垂直なヘリカル軸を有する比較的長いピッチのコレステリック相が可能になるが,この境界条件の変化によってスクリュー様ネマチック相の存在と安定性はあまり影響を受けないことが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 螺旋状 ,  *ヘリックス構造 ,  *コレステリック相 ,  *ネマチック相 ,  シミュレーション ,  計算機シミュレーション ,  生体リズム ,  配向ベクトル ,  境界条件
準シソーラス用語： *螺旋構造 ,  モンテカルロシミュレーション ,  分子動力学シミュレーション ,  数値シミュレーション ,  周期性 ,  キラルネマチック相 ,  周期的境界条件

分類 (2件)： ネマチック相  (BK03020W) ,  数値計算  (JE02000J)

タイトルに関連する用語 (4件)： 螺旋状 ,  粒子系 ,  スクリュー ,  ネマチック相