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J-GLOBAL ID:201802269873117989   整理番号:18A0608149

四重極/オービトラップと四重極飛行時間質量分析計におけるプロトン化環状インドリルα-アミノエステルのフラグメンテーション反応の比較【Powered by NICT】

Comparing the fragmentation reactions of protonated cyclic indolyl α-amino esters in quadrupole/orbitrap and quadrupole time-of-flight mass spectrometers
著者 (5件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 543-551  発行年: 2018年 
JST資料番号: T0695A  ISSN: 0951-4198  CODEN: RCMSEF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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根拠:それぞれ,四重極/Orbitrap(Q/Orbitrap)と四重極飛行時間型(QTOF)質量分析計におけるプロトン化環状インドリルα-アミノエステルの高エネルギー衝突解離(H CD)と衝突誘起解離(CID)機構の比較研究は,タンデム質量分析(MS/MS)技術を用いた生物学的に活性なインドール誘導体の構造と特性を研究するために有用である。【方法】H CDとCID実験はエレクトロスプレイイオン化Q/Orbitrap MSとQTOFMS正イオンモードを用いて行った。不安定水素のみが水素/重水素交換(HDX)実験における重水素で交換した,芳香族インドールC-H水素は位置特異的水素-重水素標識実験における重水素で置換した。理論計算プログラムのGauss03パッケージの6-311G(d,p)基底関数系を用いたB3LYPレベルでの密度汎関数理論(DFT)法を用いて行った。【結果】Q/Orbitrap MS/MS,プロトン化環状インドリルα-アミノエステルのN~8位置に添加したプロトンが二つの連続1,4HシフトによるC~3位置に段階的に移動した場合,[プロトン化環状N スルホニルケチミノエステル/インドール]のイオン-中性錯体INC_1はC~3-C-~10結合の電荷誘導ヘテロリシス開裂によって形成された,N~8位置に他の不安定な水素を連続的にC~4位置へ移動した時,[環状N スルホニルケチミノエステル/プロトン化インドール類]のイオン-中性錯体INC_3が形成された。INC_1とINC_3の直接分解はプロトン化環状N スルホニルケチミノエステルとプロトン化インドール類であったが,プロトン移動はプロトン化インドール類およびプロトン化環状N スルホニルケチミノエステルをもたらした。H CD細胞中の残留水とHDX反応も観察された。QTOF-MS/MSではプロトン化した環状N スルホニルケチミノエステルとプロトン化インドール類はINC_1とINC_3それぞれよりもプロトン移動の直接分解に起因した。【結論】Q/OrbitrapとQTOF質量分析計の具体的構成のために,プロトン化環状インドリルα-アミノエステルのイオン-中性種錯体による投与異なるフラグメンテーション機構を提案した。本研究はMS/MS技術を用いたインドール誘導体の定性的および定量的研究が望ましい。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
有機化合物の物理分析  ,  質量分析  ,  質量スペクトル(分子) 

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