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J-GLOBAL ID：201802269900098742   整理番号：18A0989860

北薩豪雨時の降雨の時空間分布が水位上昇速度に与えた影響の検討

EFFECT OF SPACE-TIME DISTRIBUTION OF RAINFALL ON RISING RATE OF RIVER WATER LEVEL IN SENDAI RIVER IN HOKUSATSU HEAVY RAIN DISASTER BY USING RAINFALL-RUNOFF ANALYSES

著者 (3件)： 齋田倫範 (鹿児島大学 学術研究院理工学域工学系) ,  安達貴浩 (鹿児島大学 学術研究院理工学域工学系) ,  小橋乃子 (鹿児島大学 大学院理工学研究科)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 73  号： 4  ページ： I_157-I_162(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 川内川流域では,平成18年7月に活発化した梅雨前線による記録的な大雨によって甚大な被害が生じた.その際,鹿児島県さつま町の宮之城水文観測所では,7月22日の10:00から11:00の1時間に1.94mという急激な水位上昇が生じていた.このような水位上昇が生じた原因を明らかにするために,本研究では,山地降雨流出解析モデルを構築し,降雨の時空間分布が水位上昇に及ぼす影響を調べた.その結果,宮之城周辺における激しい降雨が宮之城での急激な水位上昇の主因であるが,前日の先行降雨を経た後の小康状態から激しい降雨への短時間での移行,さらにはその後の比較的強い雨の継続という時間変化も影響を及ぼしていることが示唆された.(著者抄録)

シソーラス用語： 水害 ,  *降水分布 ,  分布 ,  *水位上昇 ,  速度 ,  *鹿児島県 ,  流出解析 ,  *豪雨
準シソーラス用語： 降雨分布 ,  豪雨災害 ,  *時空間分布 ,  *上昇速度

著者キーワード (5件)： Sendai River ,  Flood disaster ,  Rainfall-runoff analysis ,  Water level fluctuation ,  Tsuruda Dam

分類 (1件)： 水文学一般  (DC07010R)

引用文献 (10件)：

• 1) 気象庁:災害時気象速報平成18年7月豪雨,平成18年度災害時自然現象報告書,第1号,p. 42,2006.
• 2) 川内川水系災害対策連絡調整会議:川内川水系激甚災害対策特別緊急事業,p. 3,2009.
• 3) 平成18年7月豪雨災害緊急調査団:平成18年7月豪雨による災害の調査と今後の河川整備のあり方に関する調査研究,平成19年度河川整備基金助成事業報告書,2008.
• 4) 国土交通省川内川河川事務所:川内川激特記録誌川内川激甚災害対策特別緊急事業平成18年7月22日からの軌跡,p. 26,2013.
• 5) 大本照憲,藤見俊夫,小場隆太:河川災害における住民の避難行動と災害外力の相関分析,水工学論文集,Vol. 52,pp. 451-456,2008.

タイトルに関連する用語 (4件)： 降雨 ,  時空間分布 ,  水位 ,  上昇速度