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J-GLOBAL ID：201802270049100688   整理番号：18A1339598

安定同位体セシウムを用いた土壌の放射性セシウム捕捉ポテンシャル(RIP)測定法の開発

DEVELOPMENT OF A MEASUREMENT METHOD FOR RADIOCAESIUM INTERCEPTION POTENTIAL (RIP) OF SOIL USING STABLE ISOTOPE

著者 (8件)： 島田洋子 (京都大学大学院 工学研究科都市環境工学専攻) ,  下村遼平 (ヤンマー株式会社) ,  米田稔 (京都大学大学院 工学研究科都市環境工学専攻) ,  福谷哲 (京都大学大学院 京都大学原子炉実験所) ,  池上麻衣子 (京都大学大学院 京都大学原子炉実験所) ,  PRATAMA Hendra Adhi ,  颯田尚哉 (岩手大学 農学部共生環境課程農村環境デザイン学コース) ,  菅原大輔 (岩手大学農学部付属寒冷フィールドサイエンス教育研究センター滝沢演習林)
資料名： 土木学会論文集 G(環境)(Web)  (環境工学研究論文集(Web))
巻： 73  号： 7  ページ： III_185-III_194(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0108A  ISSN： 2185-6648  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 放射性セシウム捕捉ポテンシャル(RIP)は,土壌中のCs⁺を選択的に吸着するサイト(FES)の量の推定や土壌における放射性セシウムの分配係数を予測することができる土壌固有のパラメータとして重要であるが,その測定法として提案されている方法では,測定に約2週間を要し,使用場所が限定され管理が難しいキャリアフリーの放射性セシウムが用いられる.本研究では,RIPの従来の測定方法より迅速に測定でき,容易に使用できる安定同位体セシウムを用いてキャリアフリーの放射性セシウムを用いた場合と差異なくRIPを測定できる測定法を開発することを試み,より迅速にRIPを測定する方法を提案する.また,この方法で安定同位体セシウムを用いた場合にキャリアフリーの放射性セシウムを添加した場合と大きな差がなくRIPを測定するための測定条件を示す.(著者抄録)

シソーラス用語： *セシウム同位体 ,  放射性同位体 ,  土壌汚染 ,  放射能汚染 ,  放射能除染 ,  汚染土壌 ,  *土壌化学特性 ,  *吸着 ,  セシウム化合物 ,  金属イオン ,  イオントラッピング ,  森林土 ,  吸着平衡 ,  原子炉事故
準シソーラス用語： セシウムイオン ,  *吸着能力 ,  *土壌吸着 ,  放射性セシウム ,  放射性セシウム捕捉ポテンシャル

著者キーワード (5件)： Radiocaesium Interception Potential (RIP) ,  Frayed Edge Site (FES) ,  Carrier-free Cs ,  Stable Cs ,  Adosorption

分類 (1件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K)

引用文献 (12件)：

• 1) 環境回復検討会. 今後の森林除染のあり方に関する当面の整理について. 2012年. http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=20719&hou_id=15731 . (2017年5月閲覧)
• 2) E. Brouwer, B. Baeyens, A. Maes, A. Cremers. Cesium and Rubidium Ion Equillbria in Illite Clay. Physical Chemistry, 87, 1213-1219, 1983.
• 3) 山口紀子. 土壌への放射性Cs吸着メカニズム. 土壌物理学会, 126, 11-21, 2014.
• 4) B. Delvaux, N. Kruyts, E. Maes, E. Smolders. Fate of Radiocesium in Soil and Rhizosphere. IN: Gobran (Ed. ), Trace Elements in the Rhizosphere. CRC Press, 61-91.2001.
• 5) 一般社団法人農山漁村文化協会. 放射性物質の土壌中での動き. http://www.ruralnet.or.jp/images/oyakudachi_3002.pdf. (2017年5月閲覧)

タイトルに関連する用語 (7件)： 安定同位体 ,  セシウム ,  土壌 ,  放射性セシウム捕捉ポテンシャル ,  RIP ,  測定法 ,  開発