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J-GLOBAL ID：201802270085827013   整理番号：18A0423208

マイクロスケール熱泳動とエレクトロスプレイイオン化質量分析を用いた種々の必須金属イオンに対するデフェリプロン結合の研究【Powered by NICT】

Investigation of deferiprone binding to different essential metal ions using microscale thermophoresis and electrospray ionization mass spectrometry

著者 (6件)： Asmari Mufarreh (Institute of Medicinal and Pharmaceutical Chemistry, TU Braunschweig, Beethovenstrasse 55, 38106 Braunschweig, Germany) ,  Michalcova Lenka (Institute of Medicinal and Pharmaceutical Chemistry, TU Braunschweig, Beethovenstrasse 55, 38106 Braunschweig, Germany) ,  Michalcova Lenka (Department of Biochemistry, Masaryk University, Kamenice 5, 625 00 Brno, Czech Republic) ,  Alhazmi Hassan A. (College of Pharmacy, Jazan University, P.O. Box 114, Post code 45142 Jazan, Saudi Arabia) ,  Glatz Zdenek (Department of Biochemistry, Masaryk University, Kamenice 5, 625 00 Brno, Czech Republic) ,  El Deeb Sami (Institute of Medicinal and Pharmaceutical Chemistry, TU Braunschweig, Beethovenstrasse 55, 38106 Braunschweig, Germany)
資料名： Microchemical Journal  (Microchemical Journal)
巻： 137  ページ： 98-104  発行年： 2018年 
JST資料番号： D0072A  ISSN： 0026-265X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,マイクロスケール熱泳動(MST)法をFe~3+,Cu~2+,Zn~2+,Co~2+,Ni~2+,Mn~2+,Mg~2+,Ca~2+とデフェリプロンの相互作用を調べるために適用した。実験はMST(モノリスNT115LabelFree)系で実施された。予備走査は無標識MST実験の使用を可能にするデフェリプロンの良好な蛍光強度を示した。100μM固定濃度0.1M Tris緩衝液pH7.4中に溶解したデフェリプロンに対する滴定した0.048~100.0μMの範囲で意図した金属イオンの異なる濃度。MST測定は50%励起パワーと20%MSTパワーで標準カラム中で行った。結果はFe~3+,Cu~2+,Zn~2+,Co~2+,Ni~2+とデフェリプロンの有意な相互作用を示した。データは,Fe~3+,Cu~2+,Zn~2+,Ni~2+,Co~2+に対して,それぞれ1.8;1.5;3.2;1.6,および1.5のHill係数を持つHillモデルに当てはめ,1:1より化学量論を示した。Fe~3+,Cu~2+,Zn~2+,Co~2+,Ni~2+へのデフェリプロンの結合に対するEC_50値は20.6±3.34~38.1±3.39;39.5±4.90,51.1±6.86,及び101.1±22.70μMと計算された。結合はMn~2+,Mg~2+,Ca~2+とデフェリプロンでは観察されなかった。エレクトロスプレイイオン化質量分析は同様の条件下で相補的方法として用いた;が,トリス緩衝液は酢酸アンモニウム緩衝液による置換質量システムと互換性をもつようにした。エレクトロスプレイイオン化質量分析はFe~3+,Zn~2+,Cu~2+,Co~2+,Ni~2+,Mn~2+をMSTデフェリプロンの錯体の安定な分子イオンピークを示すことによって得られた結果を確認したが,結合は気相状態下でのCa~2+とMg~2+をデフェリプロンでは観察されなかった。MSTは種々の必須金属イオンに対するデフェリプロンの結合を研究するための迅速で簡単な方法を示した。錯体はエレクトロスプレイイオン化のようなソフトイオン化法で質量分析,結合化学量論を確認するために支援するによる研究安定であった。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 気相 ,  相互作用 ,  励起 ,  *イオン化 ,  *エレクトロスプレイイオン化 ,  滴定 ,  化学量論 ,  走査 ,  *エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  *金属イオン ,  錯体
準シソーラス用語： 蛍光強度 ,  *マイクロスケール , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (6件)： マイクロスケール熱泳動 ,  質量分析 ,  デフェリプロン ,  必須金属イオン ,  EC50 ,  Hill係数

分類 (2件)： 有機物質中の元素の物理分析  (CC03032S) ,  有機化合物の物理分析  (CC03034A)

物質索引 (2件)： 酢酸アンモニウム ,  デフェリプロン

タイトルに関連する用語 (6件)： マイクロスケール ,  熱泳動 ,  エレクトロスプレイイオン化質量分析 ,  金属イオン ,  デフェリプロン ,  研究