抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的;アレルギー性鼻炎(AR)患者の血清中のインターロイキン35(IL-35)、単球走化性タンパク質1(MCP-1)とインターフェロンγ(IFN-γ)の発現レベルを測定し、IL-35とMCP-1、IFN-γの間の相関性を分析した。ARの発生と進行におけるIL-35の役割と臨床的意義を検討する。方法;60例のAR患者を実験群とし、同時期の健康診断者30例を正常対照群とした。実験群では,患者の生活の質に対する症状の重症度の影響と症状の持続時間を,軽度の間欠群(15例),軽度の持続群(15例),中等度-重度の間欠群(15例),中-重度の持続群(15例)に分けた。血清中のIL-35,MCP-1,およびIFN-γの濃度を2つの群において検出し,サンプル濃度を算出した。血清中のIL-35とMCP-1、IFN-γの間に相関性分析を行った。結果;AR群におけるIL-35およびIFN-γの発現レベルは,正常対照群(P<0.01)およびMCP-1の発現レベルよりも有意に低かった(P<0.01)。軽度と中等度-重度群の間のIL-35発現は,軽度-中等度群と軽度-中等度群の間に有意差を示さなかった(P>0.05)が,軽度-中等度群と中等度-重度群の間に有意差はなかった(P>0.05)。MCP-1の発現は,2つの群の間で有意差があった(P<0.05)。IFN-γの発現は,2つの群の間で有意差があった(P>0.05)。AR群において,IL-35とMCP-1の間に負の相関があり(r=0.522),IFN-γのレベルと正の相関があった(r=0.366)。結論;MCP-1はARの発症において正の調節作用を発揮し、AR症状の増悪と持続的な発作を促進する可能性がある。IL-35はARの発症機序において、IFN-γと類似の作用を発揮し、ARに対して抑制性作用を発揮する可能性がある。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】