抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2000年に始まった大規模開発プロジェクト以降,大量の観光事業を受け入れる主要な文化的観光客スポットがエチオピア南西部に形成された。本稿では民俗学的観光客スポットが形成され,それが観光事業資源に変化していった過程を明らかにした。外国人観光客の遠隔地における民族との出合いの経験の必要性に応えて,彼ら自身の生活の一部を商業化したことの受入国における政策とアクターの関係に焦点をあてた。その結果,農業大規模牧畜業者がこの地域の観光事業に関与しており,Ari農業文化により他の民族を指導し,それが観光事業を生み出したことを示した。これらの人々は,観光資源の開発と提示に関与し,また集落内で活動することにより経済的利益を得ている。観光事業による新しいネットワークの形成は,より自律的な地域住民のための機会を創出した。これまで,観光は兼業として考えられ,農業および畜産が重要であると考えられてきた。一方,州政府の開発プロジェクトに伴う土地利用は,この地区における観光産業とこれらの人々の主な生活にマイナスの影響を与えるという危険性ももつ。(翻訳著者抄録)