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J-GLOBAL ID:201802270321083566   整理番号:18A0399485

in vivo腫瘍壊死因子への慢性曝露は痛覚過敏を誘導し,ナトリウムチャンネル遺伝子発現をアップレギュレートし,後根神経節ニューロンの細胞電気生理学を変化させる【Powered by NICT】

Chronic exposure to tumor necrosis factor in vivo induces hyperalgesia, upregulates sodium channel gene expression and alters the cellular electrophysiology of dorsal root ganglion neurons
著者 (5件):
資料名:
巻: 653  ページ: 195-201  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0118A  ISSN: 0304-3940  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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これらの研究の目的は,炎症性サイトカインである腫瘍壊死因子(TNF),痛覚過敏および後根神経節(DRG)感覚ニューロンの興奮性への慢性的曝露の間の関連を調べることであった。TNF(TNFtgマウス),慢性全身性炎症の確立されたモデルを構成的に発現するトランスジェニックマウスを用いた。6か月齢で,TNFtgマウスは年齢がマッチした野生型対照と比較して機械的および熱的熱刺激に対する感受性の増加を示した。刺激誘発挙動におけるこれらの増加は,正常な生理的刺激に対する侵害受容器感作と一致した。侵害受容器感作の基礎となる機構は小径(<30μm)DRGニューロンにおける遺伝子発現を定量的に比較する単一細胞分析を用いて調べた。TNFtgマウスのニューロンにおけるテトロドトキシン抵抗性(TTX R)ナトリウム(Na~+)チャンネル(Nav1.8,Nav1.9),Na~+チャンネルβサブユニット(β_1 β_3),TNF受容体1(TNFR1)とp38αマイトジェン活性化蛋白質キナーゼをコードするmRNAのアップレギュレーションを明らかにした。全細胞電気生理学は,TTX-RNa~+電流密度の増加,活性化と定常状態不活性化における過分極シフトおよびTNFtgニューロンにおける不活性化からの遅い回復を示した。TNFtgニューロンの活性化と不活性化の増加したオーバーラップは感覚ニューロン(すなわち窓電流)の静止膜電位付近の電圧で内向きNa~+電流を生成した。増加したNa~+電流振幅,Na~+チャンネル活性化における過分極シフトと増加したウインドウ電流の組合せは,活動電位しきい値の減少を予測し,小直径DRGニューロンの発火を増加した。まとめると,これらのデータはNav1.8チャンネル調節β_1サブユニットおよびTNFR1の発現の増加はTNFtgマウスで増加した侵害受容器興奮性と痛覚過敏に寄与することを示唆する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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神経の基礎医学  ,  その他の感覚 

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