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J-GLOBAL ID:201802270338929906   整理番号:18A0155679

認知障害のある高齢者における炎症誘発性腸内細菌分類群と末梢炎症マーカーと脳アミロイドーシスとの関連性【Powered by NICT】

Association of brain amyloidosis with pro-inflammatory gut bacterial taxa and peripheral inflammation markers in cognitively impaired elderly
著者 (32件):
資料名:
巻: 49  ページ: 60-68  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0356A  ISSN: 0197-4580  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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認知障害にアミロイド-β沈着からの経路は,Alzheimer病の病因(AD)の基礎であると信じられている。しかし,何がADの散発性非遺伝的例におけるアミロイド蓄積を駆動するはまだ知られていない。AD脳はアミロイドプラーク周囲の炎症反応を特徴とし,腸内細菌叢(GMB)の特異的サブセットは脳の炎症を促進する可能性がある。(1)プロ及び抗炎症活性を有するGMB分類群と脳アミロイドーシスとの関連を研究することにより,AD病因におけるGMBの可能な役割を調査した。および(2)認知障害患者における末梢炎症。(n=0~40,Amy+)および非脳アミロイドーシス(n=0~33,Amy )と対照群(10例,脳アミロイドーシスと認知障害)も認知障害患者における選択された細菌GMB分類群(大腸菌/赤痢菌,緑膿菌,Eubacterium rectale,Eubacterium hallii,Faecalibacterium prausnitzii,Bacteroides fragilis)とサイトカインの血中発現レベル(炎症性サイトカイン:CXCL2,CXCL10,インターロイキン[IL]- 1β,IL-6,IL-18,IL-8,インフラマソーム複合体(NLRP3),腫瘍壊死因子-α(TNF-α),抗炎症性サイトカイン:IL-4,IL-10,IL-13)の糞便量を測定した。Amy+患者は両対照とAmy患者と比較して高レベルの炎症性サイトカイン(IL-6,CXCL2,NLRP3,およびIL-1β)を示した。抗炎症性サイトカインIL-10の減少はAmy+対Amy-で観察された。Amy+は低い豊度E.rectaleのおよび健常対照者(折畳み変化,FC=9.6,p<0.001とFC=+12.8,p<0.001)と比較し,Amy-(FC=7.7,p<0.001及びFC=+7.4,P=0.003)に大腸菌/赤痢菌の高い豊度を示した。正相関は炎症性細菌分類群Escherichia/Shigella(rho=0.60,p<0.001;rho=0.57,p<0.001;とrho=0.30,p<0.007)と抗炎症E.rectale(rho= 0.48,p<0.001;rho=0.25,p=0.024;rho= 0.49,p<0.001)と負の相関を持つ炎症性サイトカインIL-1β,NLRP3およびCXCL2間で観察された。著者らのデータは,E.rectale,炎症性GMB分類群,大腸菌/赤痢菌,および抗炎症性分類群の豊度の減少の存在量の増加は,認知機能障害および脳アミロイドーシス患者における末梢炎症性状態に関連する可能性があることを示した。GMB関連炎症とアミロイドーシスの間の可能な因果関係はさらなる研究に値する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (1件):
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神経系の疾患 

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