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J-GLOBAL ID：201802270381059015   整理番号：18A0184698

将来の不確実性を考慮した地方自治体における低炭素型エネルギーシステム計画モデルの開発

著者 (4件)： 立花潤三 (富山県大 工) ,  浦和哉 (環境総合テクノス) ,  田中渉太 (富山県大 大学院) ,  榊原一紀 (富山県大)
資料名： 土木計画学研究・講演集(CD-ROM)  (土木計画学研究発表会・講演集(CD-ROM))
巻： 56  ページ： ROMBUNNO.13  発行年： 2017年10月20日 
JST資料番号： X0119B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,2段階確率計画法を用いて将来の不確実性を考慮した地方自治体におけるエネルギーシステムの長期計画モデルを開発した。長期計画における最大の懸念材料は,エネルギーシステムを取り巻く様々な社会環境の将来予測が難しいことであるが,確率計画法を用いることで将来的不確実性を考慮した形での最適化問題として定形化することができる。開発したモデルを用いて,2016年から2050年における富山県のエネルギー供給システムの望ましいあり方を検討した。その結果,富山県が保有する再生可能エネルギーの中で利用可能量が多い小水力発電や地熱発電の普及が進み,移入される化石燃料や系統電力消費量が大幅に削減される結果となった。最終期の電源構成は小水力発電が32%,地熱発電が34%,系統電力が29%,風力発電が4%となった。本モデルの開発により,これまでの長期的なエネルギーシステムの検討では考慮できなかった将来の不確実性をモデルに内包した形で最適施策を検討することが可能となった。(著者抄録)

シソーラス用語： *地方自治体 ,  *エネルギーシステム ,  再生エネルギー ,  富山県 ,  *水力発電 ,  *地熱発電 ,  最適化問題 ,  アモルファス化 ,  確率的計画法 ,  不確実性 ,  モデル
準シソーラス用語： 再生可能エネルギー ,  無定形化 ,  確率計画法 ,  計画モデル ,  低炭素型エネルギーシステム

分類 (2件)： 水力エネルギー  (LB03020F) ,  地熱エネルギー  (LB03040B)

タイトルに関連する用語 (7件)： 不確実性 ,  地方自治体 ,  炭素 ,  エネルギーシステム ,  計画 ,  モデル ,  開発