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J-GLOBAL ID:201802270400642954   整理番号:18A0743513

東京都新島産サツマイモ「七福」ペーストの品質に対するキュアリングおよび貯蔵方法の影響

Effect of post-harvest curing and storage conditions on composition and color of paste made from steamed ‘Shichifuku’ sweet potatoes grown on Niijima Island, Tokyo Prefecture
著者 (6件):
資料名:
号: 13  ページ: 71-79  発行年: 2018年03月31日 
JST資料番号: Z0232B  ISSN: 1881-1744  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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東京都新島村特産のサツマイモ「七福」(通称:アメリカ芋,あめりか芋)に関して,収穫後のキュアリング(33°C,90%RH,113時間)の実施の有無および貯蔵の温度(8°Cまたは14°C)と期間(0,1,2,3ヵ月間)の違いにより,それぞれの塊根をスチーム加熱調理(95°C,20分間)してペーストを調製した際の色,糖組成および味がどのように変化するかを検討した。「七福」を収穫後,キュアリングを行わずに14°Cで最長3ヵ月間貯蔵したのち,スチーム加熱調理を行なうと,加熱調理後のペーストのL*値(明度)は貯蔵の影響を受けなかったが,b*値は2ヵ月間以上貯蔵した際に増加して黄色味が強まり,各種糖含量は3ヵ月間の貯蔵中に顕著な変化を示さなかった。一方,収穫後にキュアリングのみを行った塊根のペーストでは,収穫直後の塊根より製造したペーストと比較して,L*値に変化はみられなかったが,b*値は増加し,糖については,スクロース含量と甘味度は増加したが,マルトース含量は減少した。また,キュアリング後に,8°Cで1ヵ月間貯蔵すると,収穫直後の塊根と比較して,ペーストのb*値は高いまま維持され,スクロース含量および甘味度はさらに増加し,官能検査においては最も甘味が強く感じられた。しかしながら,キュアリング後に14°Cにて貯蔵した塊根では,ペーストのb*値は高く維持されるものの,2ヵ月間以上の貯蔵を経ると,キュアリングのみ実施の際に認められたスクロース含量と甘味度における増加効果が消失した。以上の結果より,「七福」の収穫後のキュアリングの有無や貯蔵温度・期間は,ペースト加工時の甘味などの風味,色合いや明るさ等の外観などを考慮しつつ,用途に合わせて選択することが望まれる。(著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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いも類  ,  食品の品質  ,  食品製造・加工・保蔵法一般  ,  野菜とその加工品 
引用文献 (14件):
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