文献
J-GLOBAL ID:201802270445962168   整理番号:18A0610442

大規模開発計画のその後 知床国有林伐採問題とその後の知床

著者 (1件):
資料名:
号: 56  ページ: 24-31  発行年: 2018年03月15日 
JST資料番号: F1882A  ISSN: 0286-0627  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
1986年に公表された知床国有林伐採計画は全国的な反対運動を呼び,森林管理や野生生物保護を巡る広範な議論が展開された。1987年4月北見営林支局は計画初年度の伐採を強行,直後に行われた斜里町長選挙によって伐採反対の新町長が誕生した。同年林野庁は「林業と自然保護に関する検討委員会」を設置,その答申に基づいて国有林管理を大転換した。知床国有林は森林生態系保護地域となり,伐採計画は中止となった。斜里町は知床自然センターを開設,知床財団による知床半島の保全管理をスタートさせ,林野庁は知床森林センターを開設,国有林の調査や普及活動を始めた。「しれとこ100平方メートル運動」は1997年基金目標額を達成,取得地を本来の原生林に戻すための新運動が展開されている。国有林伐採問題は保護と開発を巡る知床で最後の軋轢といえる。その経過から保護地域としての広範な合意と保護体制の進展が得られ,2005年の世界自然遺産登録に結びついた。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
自然保護  ,  森林生物学一般  ,  林業一般 
引用文献 (12件):
  • 北海道大学自然保護研究会(1987)知床国立公園内国有林伐採跡地における調査報告書.北海道大学自然保護研究会,45p.
  • 石城謙吉(2005)「100平方メートル運動の森・トラスト」と絶滅危惧種の復元.知床博物館研究報告,26,25-27.
  • 北見営林支局計画課(1986)知床国立公園内の森林施業について.北方林業,38,27-30.
  • 久保田康裕・飯田 卓(1989)樹冠消失下における稚苗の発生状況-知床国立公園内国有林伐採跡地調査より-.知床博物館研究報告,10,19-30.
  • 久保田康裕(2006)針広混交林の動態.斜里町立知床博物館(編)知床ライブラリー7「知床の植物II」,北海道新聞社,120-138.
もっと見る
タイトルに関連する用語 (5件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る