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J-GLOBAL ID：201802270495835550   整理番号：18A0359610

福島第一原子力発電所事故により放出された放射性微粒子の溶解実験

著者 (4件)： 山口紀子 (農研機構) ,  小暮敏博 (東大) ,  彦野安津子 (農研機構) ,  向井広樹 (東大)
資料名： 日本地球化学会年会要旨集(Web)  (Abstracts of Annual Meeting of the Geochemical Society of Japan (Web))
巻： 64th  ページ： ROMBUNNO.1D05(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1296A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東京電力福島第一原子力発電所事故では,一部の放射性セシウムがケイ酸塩ガラスを主成分とする微粒子(以下放射性微粒子)として放出されたことが明らかになってきた。この放射性微粒子には直径1~2μm程度の球状のガラスに0.1~5Bq程度の放射性セシウムが含まれており,水溶性の放射性セシウムを吸着した土壌粒子に比べ,粒子あたりの放射能が1~2桁高くなっている。放射性微粒子は水に難溶であるが,事故から4年経過後に環境中で採取された粒子には,風化により表面が変質した痕跡が認めらており,放射性微粒子が環境中にどのくらいの期間残存し続けるかを明らかにすることは重要と思われる。そこで本研究では,放射性微粒子の環境中での寿命とそこからの放射性セシウムの溶出挙動を明らかにするために,環境中から採取した放射性微粒子を用いて純水中での溶解実験を行った。(著者抄録)

シソーラス用語： 原子炉事故 ,  福島県 ,  イメージングプレート ,  セシウム137 ,  *浮遊粒子状物質 ,  *放射性汚染物質 ,  ケイ酸塩ガラス ,  走査電子顕微鏡 ,  Ge半導体検出器 ,  *溶出試験【化学物質】
準シソーラス用語： 福島第一原子力発電所事故

分類 (2件)： 粒状物調査測定  (SB03060E) ,  環境の汚染及び防止  (MB02030K)

タイトルに関連する用語 (6件)： 福島第一原子力発電所事故 ,  放出 ,  放射性 ,  微粒子 ,  溶解 ,  実験