文献

J-GLOBAL ID：201802270667179238   整理番号：18A1152898

エチオピア,Oromia,East Shoa地域,Adamaマラリア診断センターに参加する熱性患者における再発に起因するPlasmodium vivax血液ステージ感染の割合の集団レベル推定【JST・京大機械翻訳】

Population-level estimates of the proportion of Plasmodium vivax blood-stage infections attributable to relapses among febrile patients attending Adama Malaria Diagnostic Centre, East Shoa Zone, Oromia, Ethiopia

著者 (3件)： Golassa Lemu (Aklilu Lemma Institute of Pathobiology, Addis Ababa University, Addis Ababa, Ethiopia) ,  White Michael T. (MRC Centre for Outbreak Analysis and Modelling, Department of Infectious Disease Epidemiology, Imperial College London, London, UK) ,  White Michael T. (Division of Population Health and Immunity, The Walter and Eliza Hall Institute, Melbourne, Australia)
資料名： Malaria Journal (Web)  (Malaria Journal (Web))
巻： 16  号： 1  ページ： 301  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7332A  ISSN： 1475-2875  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 【背景】Malariaはエチオピアにおける主要な伝染性疾患としてランク付けされ,Plasmodium falciparumとPlasmodium vivaxは共流行性である。P.vivaxの発生率は通常P.falciparumよりも季節性が低いと考えられている。症候性P.falciparumの臨床例は,Anopheles 蚊の豊度における降雨依存性変動により駆動される顕著な季節的変動を示す。P.vivaxの臨床例の類似ピークは雨季に通常観察される。しかし,感染性蚊の傷の後に新しい血液ステージ感染週を引き起こすことによるP.vivaxの再発に対する能力は,臨床症例の季節的パターンにおける実質的な違いをもたらす可能性がある。これらは現在利用可能な診断ツールでは検出されず,日常的に投与された抗マラリア薬による治療では明らかにされていない。【方法】2015年5月から2016年4月までAdamaマラリア診断センターにおいて,健康施設に基づく横断的研究を実施した。発熱性マラリアの疑いのある症例に対する治療を求めている参加者からの薄くて厚い血液フィルム調製のために,指-プリック血液サンプルを収集した。各研究参加者または彼らの保護者からインフォームドコンセントを得た。マラリア症例における季節的パターンを統計モデルを用いて分析し,症例におけるピークを同定し,P.vivax症例の季節的に変化する割合は再発に起因していた。【結果】光学顕微鏡検査によって検出可能なマラリア患者の割合は,36.1%(1141/3316)であり,そのうち,P.vivax,P.falciparum,および混合感染症は,それぞれ71.4,25.8,および2.8%を占めた。診断された発熱患者のうち,2134名(67.5%)は男性で,1919名(60.7%)は都市住民であった。このモデルは,P.falciparumとP.vivaxの1次ピークを8月から10月に同定し,2月から4月までのP.vivaxの2次ピークは,再発から生じる事例に起因した。P.vivax症例の二次ピーク時に,症例の約77%(95%CrI68,84%)が再発に起因すると推定された。8月から10月までの一次ピークの間に,約40%(95%のCrI29,57%)の症例が再発に起因すると推定された。結論:P.vivax症例が,蚊の咬合または再発からの血液ステージ感染によって引き起こされたかどうかを診断することはできない。しかし,P.falciparumとP.vivaxの季節的パターンの違いは,再発に起因するP.vivaxの集団レベルの割合を推定するのに用いることができる。これらの観察は,vivaxマラリアの疫学的評価に対して重要な意味を有し,血液ステージと再発の両方に対して有効な治療を開始する。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 季節的変動 ,  *感染 ,  ハマダラカ ,  *患者 ,  疫学 ,  *マラリア ,  *エチオピア連邦民主共和国 ,  *再発 ,  Plasmodium falciparum ,  抗マラリア薬 ,  重感染 ,  男性 ,  降雨
準シソーラス用語： 発生率 ,  *三日熱マラリア原虫 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： マラリア ,  P.vivax ,  再発 ,  睡眠薬 ,  エチオピア

分類 (1件)： 感染症・寄生虫症一般  (GD01010H)

引用文献 (32件)：

• Control and elimination of Plasmodium vivax malaria: a technical brief; World Health Organization; 2015; CR1;
• Malar J; Understanding the population genetics of Plasmodium vivax is essential for malaria control and elimination; A Arnott, AE Barry, JC Reeder; 11; 2012; 14; 10.1186/1475-2875-11-14; CR2;
• World malaria report; World Health Organization; 2013; CR3;
• Bull World Health Organ; Self-treatment of malaria in rural communities, Butajira, southern Ethiopia; W Deressa, A Ali, F Enqusellassie; 81; 2003; 261-268; CR4;
• Highland Malaria Project (HIML). New systems for predicting malaria epidemics in the East African Highlands. Intercountry Workshop Proceeding 2002. Nairobi; 2002.http://www.lshtm.ac.uk/dcvbu/himal/Documents/kisumu.pdf.

タイトルに関連する用語 (16件)： エチオピア ,  地域 ,  マラリア ,  診断 ,  センター ,  参加 ,  患者 ,  再発 ,  起因 ,  Plasmodium ,  血液 ,  ステージ ,  感染 ,  割合 ,  集団 ,  推定