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J-GLOBAL ID：201802270841805373   整理番号：18A0115162

ホソバオケラの生育,根茎増殖,精油生産に及ぼす遮光栽培の影響

Effect of shading on growth, rhizome propagation and essential oil production of Atractylodes lancea DC.

著者 (4件)： 松野倫代 (高知県牧野植物園) ,  岩本直久 (高知県牧野植物園) ,  幾井康仁 (高知県牧野植物園) ,  水上元 (高知県牧野植物園)
資料名： 薬用植物研究  (Japanese Journal of Medicinal Resources)
巻： 38  号： 2  ページ： 17-22  発行年： 2016年12月20日 
JST資料番号： F2095A  ISSN： 2434-7353  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホソバオケラAtractylodes lancea DC.の乾燥した根茎を蒼朮(ソウジュツ)と呼び,漢方薬に配合される。蒼朮の国内消費量は年々増加しており,年間780トンに上る。原料植物の供給は100%中国に依存しており,国内での安定した生産が望まれる。本研究では,高知県においてホソバオケラに適した栽培条件を明確にすることを目的として,遮光率による生育状況,根茎重量の増殖率,β-オイデスモール,アトラクチロジンなどの指標成分や精油含量へ与える影響を調査した。遮光率によって出芽時期や地上部への生育への影響は見られなかった。一方で,遮光率が高い条件では根茎重量の増殖が著しく悪いことが判明した。遮光栽培による精油含量や,β-オイデスモール,アトラクチロジンへの影響は見られなかった。十分な日当たりを確保することが収量を挙げることに重要であることが判明した。(著者抄録)

シソーラス用語： *キク科 ,  根茎 ,  植物性生薬 ,  遮光 ,  作物収量 ,  精油 ,  *栽培管理 ,  漢方製剤 ,  高知県 ,  アルコール ,  脂環式化合物 ,  オレフィン化合物 ,  二環セスキテルペン
準シソーラス用語： Atractylodes lancea ,  *ホソバオケラ ,  蒼朮 ,  漢方薬

分類 (1件)： 薬用植物  (FC03075M)

物質索引 (2件)： β-オイデスモール ,  アトラクチロジン

引用文献 (6件)：

• The Ministry of Health, Labour and Welfare, The Japanese Pharmacopoeia 16th edn., Tokyo, 2011, p. 1537.
• Japan Kampo Medicines Manufactures Association, Genryo-shoyaku-shiyouryo nado chosa houkokusyo Part 3, Tokyo, 2015, p.6.
• 厚生省薬務局監修, 薬用植物 栽培と品質評価 Part4, 薬事日報社, 「ホソバオケラ」 pp.39-50 (1995).
• The Ministry of Health, Labour and Welfare, The Japanese Pharmacopoeia 16th edn., Tokyo, 2011, pp. 102-103.
• Takeda O., Miki E., Terabayashi S., Okada M., He S., Zhu Y., Natural Medicines, 51, 499-503 (1997).

タイトルに関連する用語 (6件)： 生育 ,  根茎 ,  増殖 ,  精油 ,  遮光 ,  栽培