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J-GLOBAL ID:201802270973432928   整理番号:18A0416583

カーネーション(Dianthus caryophyllus L.)における,交雑と花の日持ちに基づく7世代にわたる選抜の効果,及び育成系統におけるエチレン生成と花の日持ちとの相関

Effects of Crossing and Selection for Seven Generations Based on Flower Vase Life in Carnations (Dianthus caryophyllus L.), and the Relationship between Ethylene Production and Flower Vase Life in the Breeding Lines
著者 (5件):
資料名:
巻: 87  号:ページ: 106-114(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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カーネーションを含む観賞用切花の日持ちは,切花の品質及び消費者選好性決定に重要な役割を果たしている。そこで,カーネーション(Dianthus caryophyllus L.)の花の日持ちを向上させる目的で,従来からの交雑育種技術を用いて,繰り返し交雑を行い,1992~2008年にかけて,7世代にわたって花の日持ちが優れた有望な後代の選抜を行った。本試験では,育種素材として最初に用いた6品種と1~7世代からの選抜系統合計123系統について,花の日持ち,自然老化時のエチレン生成,エチレン処理後のエチレン生成(自己触媒的エチレン生成),エチレン処理に対する応答時間(エチレン感受性),花径を調べた。その結果,調べた5特性に大きな遺伝的変異があることが示された。花の日持ちと自然老化時のエチレン生成との間,花の日持ちとエチレン処理後のエチレン生成との間,花の日持ちと花径との間に,それぞれr=-0.88**,r=-0.90**,r=-0.92**で,有意な負の相関が見られた。しかし,花の日持ちとエチレン感受性との間には相関が見られなかった。選抜系統の花の日持ちは,エチレン生成量が少ないことに強く関連していた。本試験結果から,カーネーションの花の日持ちは,エチレン感受性の違いではなく,エチレン生成の違いによって左右されることが示された。花の大きさは商業生産上重要な花卉園芸特性であるが,花の日持ちを高める目的で行った交雑及び選抜は,花径をかなり小さくする結果を招いた。花の日持ちの推移から,選抜は,1~6世代で行うことが効果的であることが示された。日持ちの反復率は,1~6世代ではほぼ一定(0.3~0.4)であったが,7世代では0.12低下し,7世代では遺伝的変異が低減することを示していた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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作物の品種改良  ,  花き・花木 
引用文献 (21件):
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