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J-GLOBAL ID:201802270990812600   整理番号:18A0342083

後期完新世遷移を横断するSr同位体と粒子状元素記録を用いた石筍地球化学(Mg, Sr)の水文学的意義の研究【Powered by NICT】

Investigating the hydrological significance of stalagmite geochemistry (Mg, Sr) using Sr isotope and particulate element records across the Late Glacial-to-Holocene transition
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巻: 199  ページ: 247-263  発行年: 2017年 
JST資料番号: C0062A  ISSN: 0016-7037  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Savi洞窟(Grotta Savi,イタリア北東部)で異なる成長速度と流れ領域により特徴づけられる二つの同時代の石筍中の微量元素とSr同位体記録はMgとSrのための異なる出典及び取り込み機構を明らかにした。Mgは主に溶解洞窟母岩からの土壌由来粒子状Mgは従属的役割を果たしている。粒子媒介のMgの存在は開いた柱状方解石層に優先的に濃縮されてMgおよび粒子結合元素(Th,AlおよびMn)の共変動から推定した。Mg_cパラメータ,粒子影響成分を補正したMg濃度の変動は,水-岩石相互作用により制御され,乾燥および湿潤相中の高いおよび低いMg_cであった。これはMgリッチ相の溶解を反映していると考えられている。~87Sr/~86Sr比に基づいて,空中外因性Srからの寄与のためのSr濃度の補正は,基盤岩のみ寄与(Sr_c)が得られた。石じゅん方解石のSr_c変化は洞窟生成物成長速度と湿潤及び乾燥相における方解石と水のSr分配の変化によって,とMgに富む相の溶解によりわずかに影響された。Mg_cとSr_cg(成長速度の影響を補正した)の濃度プロファイルは,逆相関を示し,水文学的指数,HIを把握する水文学的意義を示すと推論される。HIは水文学的変化に関連した水-岩石相互作用に関するロバストな情報を提供し,湿潤および半乾燥環境の両方で利用されることを示唆する,土壌Mgおよび外因性Srの補正は自信を持って適用できた。HI指数の適用はGrotta Savi酸素同位体データの補正,水分源と大気再構成の変化,または水分量の変化は有意であった時に示すδ~18O_c時系列を生成することを可能にした。これは特に新ドリアス期(YD)中明らかであった。Savi記録は,2相YDの概念,12.3ka以降からの水分の増加とアドリア海と地中海の影響の強い影響北アドリア海領域上で特徴づけを支持している。,大規模大気再編成と極前線の緩やかな北向きシフトは,12.1kaから海影響の進行性減少を引き起こし,半球変化の概念を支持した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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同位体地質学  ,  地球化学一般 

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