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J-GLOBAL ID：201802271116553338   整理番号：18A0395901

Sanandaj-Sirjan帯,ザグロス造山帯(イラン西部)における中生代-新生代苦鉄質火成活動:ジュラ紀中期および後期始新世斑れい岩からの地球化学的および同位体的推論【Powered by NICT】

Mesozoic-Cenozoic mafic magmatism in Sanandaj-Sirjan Zone, Zagros Orogen (Western Iran): Geochemical and isotopic inferences from Middle Jurassic and Late Eocene gabbros

著者 (9件)： Deevsalar R. (Department of Geology, Tarbiat Modares University, Tehran 14115-175, Iran) ,  Shinjo R. (Department of Physics and Earth Sciences, University of the Ryukyus, Japan) ,  Ghaderi M. (Department of Geology, Tarbiat Modares University, Tehran 14115-175, Iran) ,  Murata M. (Department of Geosciences, Naruto University of Education, Japan) ,  Hoskin P.W.O. (Netherlands Maritime Institute of Technology, Johor Bahru, Malaysia) ,  Oshiro S. (Cabinet Office, Okinawa General Bureau, 376-3 Kanegusuku, Itoman, Okinawa 901-0303, Japan) ,  Wang K.L. (Institute of Earth Sciences, Academia Sinica, Nankang, Taipei 115, Taiwan) ,  Lee H.Y. (Institute of Earth Sciences, Academia Sinica, Nankang, Taipei 115, Taiwan) ,  Neill I. (School of Geographical and Earth Sciences, University of Glasgow, Lilybank Gardens, Glasgow, G12 8QQ, Scotland, United Kingdom)
資料名： Lithos  (Lithos)
巻： 284-285  ページ： 588-607  発行年： 2017年 
JST資料番号： A0172A  ISSN： 0024-4937  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 中央イラン微小大陸(CIMC)直下での新テーチス海洋沈み込みの結果の一つは,ザグロス造山帯のSanandaj-Sirjan帯(SaSZ)に位置するMalayer Boroujerd深成複合岩体(MBPC)における稀な斑れい岩質貫入岩体の開発である。MBPCは中期ジュラ紀(Ghorveh Aligudarzアーク)中の弧状火成活動の地球化学的特徴と後期始新世のプレート内型と北部SaSZにおける広範な珪長質および苦鉄質マグマ生成物の組である。中期ジュラ紀斑れい岩(非集積と集積)は低Ti濃度(<1wt.%)と非常に均一な同位体組成(初期~87Sr/~86Sr:0.7035 0.70593とεNd(t):6.18~ 0.7),HFSEに比べて濃縮されたLILE,LREEとH REE((La/Yb)CN:2.27 7.45)間の可変分画と正のEu異常と負の両方を持っている。弧型火成活動のこれらの特徴は,これらの岩石の沈み込みマントル源と一致した。微量元素とREEモデルは島弧下マントルウェッジ中の交代作用を受けた角閃石を含むざくろ石-スピネル複輝石カンラン岩(ガーネット:スピネル~7:3)の~15%融解を示した。キュームレイト斑れい岩および非集積岩の通常の液体線に属し,相補的な微量元素パターンを持つ。試料間の変動の多くは,共通の親の分別結晶(FC)でモデル化できるからただ一つのキュームレイト斑れい岩は,汚染の同位体証拠を示し,おそらくRb枯渇地殻物質。後期始新世斑れい岩は比較的高Ti(>1wt.%)を持ち,同位体的に欠乏したSr-Nd値(初期~87Sr/~86Sr:0.7044 0.7087,ε_Nd(t):1.9-3.2,除い1地殻汚染された試料)を示した。LILEとLREEの僅かな富化,富H FSEのようなOIBに似た微量元素の特徴は,プレート内特性とアセノスフェア源を反映している。微量元素モデリングは,浅い深さ(ガーネット:スピネル~4.5:2)で上部マントルレールゾライト(ガーネット:スピネル 3:1)とそれに続く高度融解(f_melting:0.15)の小程度融解(f_melting:0.05)を示した。始新世本源マグマはかんらん石と単斜輝石のFCを施行した。スラブrollbackに応答した始新世アセノスフェア湧昇はスラブテアリングによって引き起こされたことを提案した,これはイランを横断する伸張に関わる火成活動のフレアアップを誘発したことが報告され推定された。N SaSZのGhorveh Aligudarzアークセグメントにおける造構-火成進化の三段階はによる表現される1)中期ジュラ紀のネオテーチス海路の活動的な沈み込み時の島弧火成活動,2)浅い角度の間隔または白亜紀-暁新世中に高度に斜め沈み込み中のマグマ静止,および3)アラビア-ユーラシア衝突開始の直前にテアリングスラブ中のアセノスフェア融解。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： サブダクション ,  *同位体 ,  微量元素 ,  *地球化学 ,  *造山帯 ,  *火成活動 ,  白亜紀 ,  アセノスフェア ,  同位体存在比 ,  上部マントル ,  モデリング ,  *斑れい岩 ,  単斜輝石 ,  島弧 ,  *始新世

著者キーワード (6件)： ザグロス造山帯 ,  ネオテーチス海 ,  斑れい岩 ,  微量元素モデリング ,  対流強化アセノスフェア ,  マントルウェッジ

分類 (2件)： 岩石圏の地球化学一般  (DD01041C) ,  火山岩  (DE07040E)

タイトルに関連する用語 (11件)： 造山帯 ,  イラン ,  中生代 ,  新生代 ,  火成活動 ,  ジュラ紀中期 ,  後期始新世 ,  斑れい岩 ,  地球化学 ,  同位体 ,  推論