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J-GLOBAL ID：201802271162094257   整理番号：18A1229434

多肢選択の場合の合意形成プロセスモデルの特徴

Characteristics of Consensus Building Process Model in Case of Multiple-choice

著者 (3件)： 浜田百合 (中央大学) ,  丸山達也 (中央大学大学院) ,  庄司裕子 (中央大学)
資料名： 日本感性工学会論文誌(Web)
巻： 17  号： 3  ページ： 357-364(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0400A  ISSN： 1884-5258  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者らは,価値創造的合意形成プロセスに関する研究を行っている。本研究では,価値創造的合意形成プロセスの一例として,多肢選択の場合を取り上げる。筆者らは,概念(価値)を共有することによって視点が変化する現象を観察した。次に,形成したベイジアンネットワークモデルを用いてプロセスを分析し,概念の出現が選択に影響することを示した。以上のように,ベイジアンネットワークと呼ばれる数学的方法を用いて多くの選択肢を持つ合意形成プロセスの構造を定量的に説明することができた。さらに,本研究では,選択肢の量に基づいた合意形成プロセスを比較した。これは,選択肢の数にかかわらず同じ構造で合意形成プロセスを把握できることと,定量的分析によって様々な合意形成プロセスを同様に議論できる可能性を示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 付加価値 ,  *意思決定 ,  *多重化 ,  *モデル ,  ネットワーク
準シソーラス用語： 価値創造 ,  *合意形成 ,  *プロセスモデル ,  Bayesianネットワーク

著者キーワード (3件)： 通信 ,  合意形成プロセス ,  Bayesネットワーク

分類 (2件)： 人間機械系  (IB03000G) ,  図形・画像処理一般  (JE04010I)

引用文献 (23件)：

• [1] 吉武久美子:医療の合意形成-時間的要素を含む「予期的合意形成モデル」の提案-,日本感性工学会論文誌,12(1),pp.280-283,2013.
• [2] 桑子敏雄:コミュニケーションにおける合意形成と感性,電子情報通信学会誌,92(11),pp.967-969,2009.
• [3] 桑子敏雄:社会的合意形成と文理の二人三脚,知能と情報, 日本知能情報ファジィ学会誌,15(1),pp.10-17,2003.
• [4] 桑子敏雄:社会的合意形成と創造的感性,感性工学,日本感性工学会,12(1),pp.271-274,2013.
• [5] 浜田百合,丸山達也,庄司裕子:ベイジアンネットワークによる合意形成プロセスの分析,第45回あいまいと感性研究部会ワークショップ-感性フォーラムLaQua2016-,2016.

タイトルに関連する用語 (3件)： 肢 ,  合意形成 ,  プロセスモデル