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J-GLOBAL ID:201802271326139906   整理番号:18A0053940

アヌン両生類における複数のライフステージにわたる塩分ストレスに対する適応応答

Adaptive responses to salinity stress across multiple life stages in anuran amphibians
著者 (2件):
資料名:
巻: 14  号: Aug  ページ: 14:40 (WEB ONLY)  発行年: 2017年08月 
JST資料番号: U7029A  ISSN: 1742-9994  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:多くの地域で,淡水湿地は歴史的レベルを上回る速度で塩分が増加している。両生類のようないくつかの淡水生物は,耐塩性を発現させることによって塩汚染湿地に適応し持続する可能性がある。しかし同じ環境ストレス要因に対して,異なる個体発生段階で応答が要求される可能性があるので,複雑な生活史を持つ生物にとって,適応応答はより困難かもしれない。ここでは,複雑なライフサイクルを持つ共通の淡水分類群である,アヌン両生類の塩分に対する反応を調べた。著者らはメタ解析を行って塩分暴露の致死率が複数のライフステージにわたってどのように変化するかを決定し,アランの存在について漸進的な塩類化を経験している沿岸地域の湿地を調査し,共通ガーデン試験を用いて慢性の塩曝露が3つの連続ライフステージ(生殖,卵子,オタマジャクシの生活段階)での応答を変化させるかについて,生理食塩水湿地で繰り返し観察されている種であるヒラ・シネレアで調べた。結果:メタ分析から,各生命段階にわたる塩ストレスに対する異なる脆弱性が明らかになり,卵の段階が最も塩感受性であった。現地調査では,特定地域で発生することが知られている種の25%が塩侵入型の生息地で検出された。特筆すべきことに,ハイラシネレアは,オタマジャクシのステージLC50よりも450%高い塩分濃度を有する複数の湿地において,豊富に存在することが見出された。共通ガーデン試験は,海岸(慢性的に塩に曝露された)ヒラ・シネレアの集団が,内陸(塩分のないナイーブ)集団と比較して,より高い塩分濃度で,より多くの卵を産み,より高い孵化成功率およびより長い飼育生存率を示すことを示した。結論:以上より。いくつかの種のアヌン両生類が,個体群および異なる生命段階にわたる塩曝露に対して発散的かつ適応的な応答を有することを示唆された。環境変化に対する適応応答の経験的探究のために,アヌン両生類が斬新で親しみやすい自然モデルシステムである可能性を提案する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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動物生理一般 
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