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J-GLOBAL ID:201802271329596130   整理番号:18A1784295

富士北麓,精進湖に生育するフジマリモの分布状況

著者 (4件):
資料名:
巻:号: 25  ページ: 193-199  発行年: 2017年03月07日 
JST資料番号: G0699D  ISSN: 2433-0418  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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精進湖では2012年にフジマリモが発見されたが,湖内での分布状況は未解明であった。そこで,精進湖におけるフジマリモの分布状況を詳らかにすることを目的に,潜水による生態調査を行った。2014年9月に精進湖の全域を網羅するよう計15定点を設け,各定点でフジマリモの生育の有無を垂直的に目視確認し,着生状況をCR法で評価し,一部を採集した。検鏡により,採集した藻体は不定根を持つこと,細胞,葉緑体,ピレノイドの形態的特徴からフジマリモと同定された。大礫または岩盤上に着生した糸状体は全15定点で確認され,緩い集塊状の藻体も認められたが,基質から遊離した藻体は少なく,球状体などの集合体は全く確認されなかった。各定点で最も繁茂していた水深の評価はCC(極普通)が9定点,C(普通)が4定点,R(稀)が2定点であり,CCの定点が多かった。全定点を総括すると本種は水深2~7mの範囲で確認され,概略的な確認頻度・被度は調査した水深7mまでの範囲で概ね深さに従って増加していた。なお,水深2mでは着生藻体が少なく短いため肉眼では確認が困難であり,礫の検鏡によってのみ生育が確認できた。また,フジマリモが最も繁茂していた水深は定点により異なっており,水深2.8~6.8mであった。精進湖ではフジマリモが水深3m以深の大礫や岩盤上に普通に着生していたが,基質から遊離した藻体が少なかったことや光環境が悪いことなどから球状体などの集合体は生育していない可能性が高いと推察された。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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生態系  ,  植物生態学 

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